しろくまにっき 373

午前中に来てみれば、昨日とはすっかり別熊と化した、真っ白なララ。
ふわふわした毛が、眩しい程に輝いていました。
もう、プールでひと遊びした後のようですね。
プールには、まだ厚く雪氷が残っている状態で水を張られたので、
大きな氷が浮かんだ状態になっています。

寝起き後、おもむろに、堀からポリタンクを持って上がってきたと思うと、
プールで遊び始めたララ。



その様子は、北極海に流れ着いたポリタンクで遊ぶ、ホッキョクグマ。(笑)



分厚い氷なので、ララがいくら体重をかけて押しても、簡単には壊れません。



ララを見ながら往復歩きのデナリ。
遠慮しているのか、なかなか入りません。



ようやく入ったかと思うと、ほんの1~2分で出てしまいました。(動画で)



せっかくきれいになったところで、まだ雪が残る堀におりて、体をこすりつけたものだから、
再び、まっくろデナリ。
いくら汚なくても、ホッキョクグマにとって雪面は、最高のもののようです。



雪がなくなるこれからの季節は、プールの水でめいいっぱい遊んで下さい。



氷の上に乗ったり、氷が割れて、ずるっと水に落ちるところなど、愛らしさ全開。
動物園では「かわいい」で観ていられますが、
もう少し、想像を膨らませてみると・・
氷が薄くなったり、氷面積が減りつつある北極海を思い浮かべ、考えさせられたり。
雪国北海道だからこそ出来る、素晴らしい行動展示だと思いました。
ララもまた、見事に、それに応えてくれたように思います。
氷が溶けていくのも時間の問題。
期間限定の行動展示なので、長めの編集にしました。