スポンサーリンク

しろくまにっき 978



アイラ

円山動物園から、おびひろ動物園へ向けて、旅立つ朝がやってきました。


檻

昨日は閉園後に、屋内外で分けられ、屋内ではアイラの麻酔による檻取り。
体重測定も行われ、約110kgだったそう。(1歳1ヶ月25日)
イコロキロルは、約180kg。(1歳2ヶ月11日)
半月の差はありますが、70kgもの差は、やはりオスメスの違いでしょうか。
ちなみに、移動時の体重は、重い方から、1イコキロ、2ピリカ、3アイラ、4ツヨシだそうです。
扉で仕切られ、ララの声が聞こえるうちは、鳴いていたというアイラですが、
檻に入れられ、麻酔から覚め、動物病院に移動してからは、鳴かなかったそうです。
(兄姉のパターンだと、ここでもしばらく鳴いたとのこと)
移動中、吐いてもいけないので、覚醒後の給餌もなかったそうです。
20日の朝は9時頃に、トラックに乗せられ、
9時20分頃、正門ロータリー前まで、シートを掛けられない状態で移動。
正門前で、シートが被せられる様子を見守る、見送り隊。
アイラは、ここでも鳴き声を発することはありませんでした。

トラック

9時40分、正門から、円山公園方面へ向けて出発していきました。
天候もよく、穏やかな気候。
おびひろ動物園には、14時過ぎに無事到着、無麻酔にて、獣舎へ移動完了だったそうです。
全て無事に進められたことに、ひと安心。

ララ

ララは、昨夜からもずっと歩いていたのでしょうね。
同じコースの往復、アイラがよくうつ伏せになっていた場所や、
おしっこのニオイを嗅いでいました。
扉はしばらく開放状態です。
時々横になって、うたた寝した後は、再び歩き出す。
激しい動揺感はないようですが、(そのピーク時は夜のうちに過ぎた?)
この現実を受け入れるのに、もう少し時間が必要そうです。
今朝のうちに、少し食事もしたそうです。
ただ、「お疲れさまでした」と思うばかり。
次の繁殖のためとはいえ、少し辛い思いをさせてしまったことには、
人間サイドの立場から申し訳ない気持ちにもなります。
前日の送る会でもらった、赤と緑のポリタンクが、そのまま堀にあります。
ララは、上側を中心に、往復歩きを繰り返しています。
アイラ見送りの朝の様子です。
檻は、ピリカ、イコロが乗った檻です。
姉兄に比べ、落ち着いているというお話です。
ということで、姉、兄の移動時も振り返ってみたいと思います。
こちらは、2007年2月2日、ピリカのお見送り。
こちらは、2010年2月21日、イコロとキロルのお見送り。
4者4様のカラーが、しっかり現れていると思います。
昨日は、親子で過ごす最後の日でしたが、
今日は、独り立ちするスタートの日。
お互い、元気でいれば、また会える。
何かの縁で、ピリカみたいに、帰って来るかもしれないし・・・(^^)
これからは、アイラの健康と活躍を願って止みません。

コメント

  1. ナターシャ より:

    とうとう行ってしまいましたね。
    アイラ、意外に落ち着いていたんでしょうか?
    帯広の生活に慣れてくれるといいですね。
    私は最後の週3度動物園に足を運んだせいか風邪をひいてしまいました(笑
    MAYUさんはお体大丈夫ですか?
    実際に足を運べない方にとってこちらのブログは貴重です!
    私にはとても真似できそうもありませんが、、、
    ララの喪失感はどんなものか想像できません。
    そんなララの様子もアップしていただきありがとうございます。
    じーんときてしまいました。
    アイラがいなくなってもララの様子見に行こうと思いました。

  2. もりはむ より:

    親子離れ離れになってしまったのですね(´;ω;`)
    アイラさんは、新しい環境に馴染めるといいですね・・・(´・∀・`)☆彡

  3. ふわり より:

    MAYUさんの言葉を読んで、私の心の奥にあった思いが
    一気に噴き出して泣けてしまいました。
    次の繁殖の為とはいい、ララの子を探す姿を見てると
    あまりにも切なさ過ぎます。
    それだけホッキョクグマは、重大な任務を
    担っているんですよね。
    ララは心の回復に時間がかかると思うけど
    1日も早く穏やかな日々を過ごしてほしいです。
    アイラは新しいポリタンク持って行かなかったんですね
    母が突然居なくなり心細いと思うけど
    また元気な笑顔を見せてほしいな

  4. ミルキー より:

    アイラ。無事。帯広に着きましたね!
    帯広では気丈に振舞っているとか(飼育員さんブログのコメントより)
    寂しいでしょうね・・・
    でも。意外と落ち着いているようで少し安心しました。
    月日が経ち、アイラがもし何かの縁で円山に帰ってきて
    ララと再会した時って、二人はお互いを覚えているのでしょうか?
    覚えていて欲しいなぁ~。母親の匂いは忘れないでいて欲しいです。

  5. あっちっち より:

    アイラ、無事に帯広に到着したようですね。
    パニックになることなく、安心しました。
    でも・・・ここに寄せられたみなさんのコメントを見ると、
    当分、この切なさが続くのは、私だけではなさそうですね。
    仲睦まじい母娘の光景を見せてくれただけに、その思いは
    ひとしおです。
    イコキロの時のように、ララは胸が張ったりするのかな・・。
    それは、同じ哺乳類のメスとしては、とても辛い光景・・・。
    別れの日が決まり、その日が来るまでは、時間が止まるほどに
    ゆっくりと流れてほしいと願い、別れてからは、早く傷が癒えるように
    時間が早く流れてほしいと願う・・・
    避けては通れない道だけど、涙が出てしまいます。
    ララ、ごめんね。そして、ありがとう。
    こんな偉業を成し遂げた貴女は、本当に素敵な母親です。

  6. kaka より:

    アイラちゃん、無事に到着して何よりです。
    様子を伝えてくださり、ありがとうございました。
    帯広でもたくさんの方に可愛がってもらえると思います。ね!
    ララ、残されたものはつらいね。
    がらんとした遊び場、鮮やかな遊具。。。
    自分の胸を抱くように横になる姿に、私も涙が出てしまいます。

  7. くまきち より:

    ララはいつもと様子がちがいますね。
    動画を見て涙が自然とあふれました。
    少しずつ、アイラのいない生活を受け入れてほしいです。
    ごくろうさま、ララ。
    そしてがんばれ!アイラ。

おすすめの書籍


       

       

タイトルとURLをコピーしました