繁殖に向けて

ウメキチ(オス5歳)、ハッピィ(メス8歳)、ウッチー(メス推定28歳以上)。
通常、オスとメスは別々で飼育展示されていますが、
いよいよ繁殖に向け、スタートされました。

屋外に出ていたウメキチ。
ウメキチが外にいる状態で、屋内からメス2頭が出るという形で、
3頭初同居が試行されました。
同時刻、カバの訓練が行われていたため、私はそちらに居て、
残念ながら、マレーグマ3頭同居の様子は見られませんでした。
カバからマレーグマの所にやって来た時には、すでにメス2頭は屋内に戻り、
訓練終了というタイミング。
同居時の様子を、担当さんに伺いました。
スタート時は、なかなかいい雰囲気だったそう。
・最初にウメキチに触れたのは、ウッチーだったそう。(背中からハグ？)
・仰向けになるウメキチの股間が気になるメスたち、ニオイを嗅ぐ。
・ウメキチに甘咬みするハッピィ。
・徐々にエスカレートしてきたようで、甘咬みが痛くなってきたのか、逃げるウメキチ。
・追いかけるハッピィ。
・ウッチーは、ハッピィに加勢したり、止めにに入るような仕草を見せたり。
荒らげる声が、遠くまで響いたそうで、
それを聞きつけて人も集まったようす。
そして、メス2頭は収容され、初同居終了。
と、こんな感じだったそう。
私が観た時には、ウメキチは写真の場所で、息も荒そうに座ったまま。
走り回ったのね。
お尻の下の地面は濡れているので、クールダウン中かも。

メスたちも、興奮したのか、少しお疲れのご様子。

しばら～く、動かなかったウメキチが、ようやく気を取り直し、動き始めました。
何か左脇の辺りが、気になるようで、ニオイを嗅いだり、見たり。

気になる。

気になる。
メスたちのニオイでも気になったのかな。
左脇の線(ハゲ)もこの時ついたのかも？

前出の記事で、屋内展示場の木組みについて触れましたが、
まだ完成形ではなかったようで、
あれから、さらに上部に丸太が取り付けられています。

同居風景ではありません。
その後の様子です。
常に女子プロレスで鍛えられているメス2頭を相手に、
少しビビった感じのウメキチだったでしょうか？
次回、同居を行う予定は未定。
メス2頭か、メス1頭かも未定。
いずれにせよ、動き出した、マレーグマの繁殖です。