私には初めて見る光景だったので、ちょっと驚きました。最高気温は−2℃の真冬日、エゾヒグマのダイが水に入って遊んでいたのです。飼育下ならではとはいえ、冬ごもりしなければ、水遊びする個体もいるのだと、 教えてくれたダイに改めて感謝です。
最初は、雪の上に寝転がり、ごろごろしながら浮き玉で遊んでいたのです。ここまでは、今までも見たことがあり、雪まみれの姿に、まるでしろくまみたいになったなと、微笑ましく見ておりました。するとこの後、浮き玉を水場まで運び、ポンと投げ入れたのです。(その後は動画で)
今、野生下のヒグマは、ちょうど冬眠(冬ごもり)している頃です。飼育下では、餌を安定的にもらえるので、冬ごもりはせず、1年中見られます。(餌などの調整により、冬ごもり展示をする動物園もあります)
とわ(メス)は、2018年の冬には、冬眠しかけたこともありました。
ダイ(オス)は、2011年1月17日旭山動物園生まれ。くまぞう(父)ととんこ(母)の間に誕生し、今年9歳になります。
ダイ(オス/9歳)ととわ(メス/12歳)は、半日交替で展示されています。
とわは、2008年1月14日のぼりべつクマ牧場生まれ。サチオ(父)サザエ(母)。双子で生まれたミット(オス)は十勝サホロリゾート ベア・マウンテン在住です。
とわは、冬に水に入って遊ぶところは見たことがありません。飼育員さんに伺うと、ダイは寝室でもホース水をかけてくれと、うるさいそうです(笑)。 オスとメスの違い、個体の違いかもしれませんね。
ダイが水遊びする様子です。(2020年1月15日(水)撮影)
水から上がると、ホッキョクグマなら雪の上でスリスリするところを、ダイは勢いよく走り去っただけで、大して水きりもしませんでした。本当に平気なんだと、驚きました。
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