ホッキョクグマの発情期を迎えるこの時期、旭山動物園では、ホクト(オス/20歳)とピリカ(メス/15歳)の同居が始まっています。昨年度までは、イワン(オス)とピリカとのペアで試みられていましたが、残念ながら繁殖には至らず、オスの交代で再挑戦です。いい風が吹いてくれることを願いたいです。
2020年5月18日、イワン(オス)が旭山動物園から出発し、5月20日にとくしま動物園に到着。ホクトは5月30日に姫路市立動物園を出発し、6月1日に旭山動物園に到着。
ホクトは、2000年12月8日、ロシアのペルミ動物園生まれ。(父ユーコン、母アンデルマ)
2002年3月、1歳の時に姫路市立動物園に来園。同居するユキ(メス)との間に2回の出産の実績あり。(但し産仔は育たず)
2020年6月1日、19歳の時に旭山動物園に来園。ピリカとの繁殖を目指します。
ホクトは、ゴーゴの実兄なので、ホクト(兄)✕ピリカ(妹)、ゴーゴ(弟)✕ツヨシ(姉)のペアで繁殖を試みることになり、親戚になれるかしら・・と期待しています(笑)。血統でいえば、あまり蜜にならない方がよいのですけどね。
ピリカは、2005年12月15日、札幌円山動物園生まれ。(父デナリ、母ララ)
2007年2月2日 おびひろ動物園へ移動
2010年2月22日 円山動物園へ移動
2011年3月2日 旭山動物園へ移動
ホクトとピリカは、開園中はずっと屋外で同居生活を送っていました。特に午前中からお昼にかけては絡みがあり、午後になると休んだり、常同歩きになったり、そろそろ帰りたい風な空気になっていました。
ピリカは水から上がると、壁で背中を擦ったり、雪面ですりすり、ほふく前進したりします。
その様子を傍で伺っているのがホクト。ピリカのすりすりは、崖の上でするので、足が出ていることもあり、見ている方は少しハラハラします。まあ落ちてもプールなのですが・・・本当にホッキョクグマは高所平気症です。
ホクトは自分の時間を楽しむこともあり、大きなドラム缶型のおもちゃや、ボビンを使って遊んでいました。
このおもちゃ、どこかで見たような・・・
天王寺動物園のイッちゃんも、破壊して被っていました。壊れ方も似ているので、遊び方のパターンは同じでしょうか?
訪問した2021年2月12日(金)のホクトとピリカの様子です。繁殖に結びついてくれたのなら、そんなに喜ばしいことはないですが、まずは怪我なく、同居生活を楽しめる雰囲気なら、それが何よりかなあと思います。
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