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アジアゾウの泥浴びと気になる象牙


気温が低くなり、最近はアジアゾウを屋外で見なくなってきました。暖かい日などは屋外に出るかもしれませんが、今後は屋内中心の展示になっていくのでしょうね。ゾウ舎内に入るとシーシュ(オス/13歳/写真)とパール(メス/18歳)が同居中でした。以前はメス3頭が同居していましたが、関係性が微妙にこじれたこともあり、パールとシーシュがずっと同居しています。メス3頭の関係性修復のために、時々同居訓練もされているそうです。


パール(写真)もシーシュも全身が濡れたような色をしているので、プールに入ったのかと思ったら、TOPの写真のように泥浴びを熱心にしていました。泥浴びは乾燥を防いだり、体を冷やしたり、虫避けだったりと、いろいろな効果があるようです。冬の暖房の効いた室内では、水を浴びるよりも、泥パックの方が、乾燥を防ぐことの効果が大きいかもしれませんね。


シーシュが泥パックに勤しんでいる傍らで、パールは吊り下げられたドラム缶から乾草を引き出して食べていました。その口の様子を見ていたら・・・


右側の象牙がなくなり、穴が空いているのに気づきました。どうやら最近、深い場所で折れてしまったようです。象牙は少しずつ伸びてくるとのことなので、どのくらいで伸びてくるでしょうね?


11月1日現在のそれぞれの体重は、シュティン3,235kg 、ニャイン2,090kg、パール2,945kg、シーシュ3,185kg でした。

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