ホッキョクグマのイワン(オス/21歳)が、2021年12月20日の深夜(23時15分)に亡くなったとのこと。あまりにも突然過ぎる訃報に、本当に驚き、そして悲しみが大きいです。長く旭山動物園で暮らしていたイワンですが、繁殖のために昨年(2020年)5月にとくしま動物園へ移動し、1年半が過ぎたばかりです。移動後の徳島のイワンに会いに行っていないこともあり、イワンの記憶は旭山での勇姿で完結となってしまいました。とても残念です。
とくしま動物園北島建設の森HP ホッキョクグマ「イワン」の死亡(2021年12月21日)
↑リンク切れとなりました(2021年12月23日)
とくしま動物園北島建設の森HP ホッキョクグマ「イワン」について(2021年12月23日)
死因は肝臓腫瘍及びその転移による多臓器不全。
イワンの献花台をとくしま動物園北島建設の森 ホッキョクグマ舎に設置。
旭山動物園のホッキョクグマといえば、オスのイワンが【顔】的存在でしたね。
ほっきょくぐま館が2002年9月21日にオープンし、当時のオスは、カンゾウと若いイワンがいましたが、2004年9月にカンゾウが31歳で亡くなってからは、若いイワンが何かにつけメディアに登場していたイメージがあります。2004年といえば、旭山動物園の来園者数が爆上がりし、日本一になったこともあり、とても話題になりました。イワンが3〜4歳の頃です。
当時は、水面に見える人の頭がアザラシのように映り、ホッキョクグマが飛び込んでくるという説明を、メディアから聞くこともありました。オープン当時はそうだったかもしれませんが、最近はもう慣れてしまって、そんなことはありませんね。当時はそんなホッキョクグマ(行動展示)を見たいと、全国から来園する人が多く、とにかく園内は人で溢れていた記憶があります。当時大活躍していたのは、紛れもなくイワンだったと思います。
もぐもぐタイムには、屋上から飼育員さんが魚を投げ入れながら、ガイドが行われます。お客さんは泳ぐホッキョクグマの姿を見ながら学べるガイドとして、人気です。
次の投げ入れを待つ間、イワンは四肢で壁と壁を突っ張るようにしていました。
そういえば、笑っていいとも！に黒柳徹子さんが出演された時、旭山動物園の思い出を語っておられ、その際「イワン君とルルちゃんが・・」と話されていたことを思い出しました。さすが黒柳さんは個体名を覚えていらっしゃると感激したものです。ホッキョクグマは、それくらい記憶に残る存在だったとも言えます。
今はコロナ禍でもあり、静かめな旭山動物園ですが、来春以降にはまた賑やかになっていくのでしょう。イワンが移動し、ピリカが出産、そしてイワンが亡くなる。動物園でも常に悲喜こもごもです。しかし21歳で逝ってしまうのは早すぎる、とても残念で仕方ありませんが、心より哀悼の意を捧げます。
【イワン】
2000年11月20日生まれ ロシア モスクワ動物園生まれ
2002年3月30日 旭山動物園に来園
2002年9月21日 旭山動物園 ほっきょくぐま館OPEN
2020年5月20日 とくしま動物園へ移動
2021年12月20日 死亡(21歳1ヶ月) 肝臓腫瘍及びその転移による多臓器不全
コメント
mayuさん…こんばんは。
イワン…残念です😢
Twitterで皆さんが心配していました。
20日から治療を始めたその日に亡くなるなんて…😢
私事ですが…イワンと同じ20日に家のミニチュアダックスフント(16歳9ヶ月)が虹の橋を渡りました。きっと、お空で大きなイワンが守ってくれると思います。
徳島に移動して…ポロロのお婿さんが出来たと喜んでいたのと仲睦まじい姿を見たいと思っていたのでとても残念です。
ラブままさんのわんこちゃんも同じ日に・・
ご愁傷さまでした。
イワンが守ってくれるという言葉で、野生のホッキョクグマが犬をハグしている写真を思い出しました。
そんな素敵な場所に居てくれるといいですね。
mayuさん お久しぶりです。 いつも拝見しています。 先日はピリカの出産に喜びたのに、今日はイワンの訃報 まだ若いのに・・・旭山で元気に動き回っていたのが懐かしいです。寂しいですね。ご冥福を祈ります🤲
お久しぶりです。いつもありがとうございます。
私の頭の中では、イワンは若いというイメージなのですが、気づけば21歳。
動物は早いですね。