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一時的別居になったエゾタヌキ「りく」と「ゆき」


2020年5月30日に北海道芽室町で、樹木の伐採中に保護され、おびひろ動物園で人工哺育ののち、2021年3月30日に円山動物園に来園したエゾタヌキのりく(オス/右)とゆき(メス/左)。こども動物園ビーバーの森から、2022年1月12日にカンガルー館屋外放飼場に揃って移動したばかりですが、今現在、2頭は一時的別居となり、オスのりくだけは再び元の獣舎に戻っていました。


カンガルー館屋外の洞穴で丸くなって寝ている「ゆき」。


個体紹介の横に、別居の理由が掲示されています。


別居は、2頭に発情兆候が確認されたための対応でした。ゆきは、こども動物園にいた時から、薬で発情を抑えているという説明がありましたが、その薬の効力がきれてきたということでしょうか。エゾタヌキの繁殖時期は今時分なのだということがわかります。


オスのりくは、元居たスペースに戻っています。隣にいたアライグマが亡くなったため、以前よりも1マス多く、計3マス分を使えるようになっていました。一時的措置のためか、丸太が置かれているだけの殺風景な展示場ですが、りくはどうしているか?と探せば・・・


やっぱり木箱の中で丸くなって寝ていました。


あちこち移動して忙しなく逞しい、りくでした。

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