7月18日は「海の日」の他に「発泡スチロールの日」でもあります。発泡スチロール協会では2008年からこの日にあわせ、国内の動物園水族館で飼育されているホッキョクグマに、発泡スチロールに入れた新鮮な魚をプレゼントするという「シロクマキャンペーン」を毎年実施されています。円山動物園もその対象となっており、今年もタイミングよく見ることが出来ました。
イベントとして事前に日時公表される動物園もありますが、円山動物園では事前公表はされず、当日の朝に知らされました。(過去には開園時間外に与えられた年もありました)
10時ごろまではまだ曇りだったのですが、その後雨が降り始め、土砂降りが続く一日でした。ホッキョクグマ館放飼場内には、1輪のヤナギランが咲いています。開園当初、一時はたくさん咲いた年もありましたが、年々その数を減らしていました。昨年度に一度土を掘り起こし、再び植え直している状況だそうで、今の所見られる花はこの一輪だけです。
ホッキョクグマ館入り口には、今日のガイドを知らせるホワイトボードも置かれました。
午前中は、リラを見られない時間の方が長く、ほとんど屋内に籠もっていました。30分程こもった後ようやく出てきたと思ったら、水中を覗き込んだり、たまに少し水に入っては、すぐに屋内へ直行。
屋内に誰かいるわけでもない、屋内で休んでいるわけでもない・・・屋内に執着する理由が何かあるのでしょうが、それはサケの搬入ではないかと推測しました。朝、発泡スチロールに入れたサケを調理室に運び入れる時のニオイで、リラはいつもと違うものをもらえると興奮したとすると・・?
まあ推測でしかありませんが、リラの嗅覚の鋭さは常々感じていることです。
雨は弱まらず、14時のホッキョクグマガイドの時間になりました。ガイドは雨のため屋内で実施されました。担当さんのひとりが発泡スチロールに入ったサケを屋上へと運ぶと、リラは即座に反応。
サケは屋上からプールに投げ入れられました。ゲットしたリラはサケを水から揚げます。小さい魚なら、その場で食べたり、水中トンネルの上で食べますが、大きな魚はまず陸にあげてから食べます。
(おそらく)朝から待ちわびていた魚です。さあ、どこで食べるのか?
短時間でいろいろな事を考えたのでしょう。運んだ先は洞窟の中でした。背中を壁にむけ、時々周囲を見回しならが、あっという間に完食しました。単独生活をしているので、誰かに取られる心配はないものの、生きるための知恵ですね。
食べたあとは、プールと屋上に執着。まだあるかも?と何度も立ち上がったり覗き込んだり・・
いつもと違う給餌方法、いつもと違う魚の存在で、リラの好奇心がくすぐられた1日だったのではないでしょうか。撮影者の立場では、土砂降りすぎてとても大変だったという思い出です。
デナリとララには午後一の昼ごはんタイムで魚をもらったようですが、タイミングが合わず見られませんでした。
2013年9月23日(月) ポロロとマルルにドナルドソンの活魚がプレゼントされた時の映像です。
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