旭山動物園のレッサーパンダ 例の問題解決

旭山動物園のレッサーパンダ、蓮蓮（レンレン/オス)2020年6月29日生まれの2歳です。旭山動物園は春と秋の年に2回、長めの休園期間を設け、夏期と冬期開園の準備をされています。休園期間明けは、各所変わっているところも多く楽しみにしていますが、今回のレッサーパンダ舎は、あの問題が解決されていました。

冬の時期に比べて、少しすっきりさせた感じの渡り木設置。

例の問題というのは、堀に降りたら自力では戻れず、上でせっかく個体を分けていても、下で同居している状態になってしまうということ。まあ命に危険があるような重大な問題ではなかったものの、お客さんからは「戻れなくて可愛そう」と心配されるケースも多かったはず。
私自身も、なぜ(おそらく苦手な)水があるにも関わらず、下に降りるのだろう？それも繰り返し・・と疑問に思うことはしばしば。視力があまりよくないということもあるかもしれませんが、比較的行動はパターン化されているのかなと考えたりもしました。だからこそ、限られた空間をリニューアルさせながら、行動に変化をもたせるのかもしれません。

2022年4月の休園期間には、レッサーパンダ舎の堀の部分にも仕切りが入り、ハシゴが設置されたので、自分で降りても自力で戻ることが出来、隣の個体と同居することもありません。

レッサーパンダは樹上生活者であり、上り下りが本当に器用です。よく見ると足の指でハシゴをがっちりと挟んでいます。人間と違って逆さまに降りても平気です。

こちらは蓮蓮(レンレン)と双子の桜桜(リンリン/メス)です。先日7月5日に、プーアル(父)と渝渝(ユーユー(母))に2頭の赤ちゃんが誕生したばかりで、蓮蓮(レンレン)と桜桜(リンリン)は兄・姉となりました。赤ちゃんたちは10月頃に公開されるでしょうから、また楽しみですね。

旭山動物園レッサーパンダ舎の以前の様子と、現在の様子です。

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