やはりというか、ついに発表されましたね。札幌市円山動物園にシンリンオオカミの展示が復活することが本日(2022年10月29日)発表されました。来園する個体は、鹿児島市平川動物公園のシンリンオオカミのジュリ(メス/左)とカエデ(メス/右)です。円山で飼育されていた、ショウ(オス)の子ども、同腹姉妹です。九州から来園するオオカミ姉妹で、以前、北九州市の到津の森から、アンコ・キナコ姉妹が来園したことを思い出される方も多いかもしれません。
円山動物園HP シンリンオオカミが来園します
円山動物園で飼育されていたシンリンオオカミのジェイ(オス(写真))が亡くなったのは、今年2022年5月3日のこと。享年17歳でした。円山動物園では2019年より飼育展示動物を、推進種、継続種、断念種の3つに分類しており、シンリンオオカミは断念種に分類されていたため、ジェイが最後のオオカミだと言われていました。主のいなくなったオオカミ舎のその後の活用として、いろいろ構想はあったようですが、そんな折りに、ジェイの息子ショウに5頭の子どもたちが誕生し、状況は変わっていったようです。
展示計画検討中と公表される時点で、すでにほぼ決定みたいな感じでしたね。
今年9月2日に平川動物公園へ訪問した時の写真なので、生後4か月時になります。檻に手をかけている、左がカエデ、右がジュリです。
近くに飼育員さんが現れ、他の家族はそうでもないのに、カエデ(左)とジュリ(右)だけは、立ち上がってしばらく見ていました。
平川でのオオカミ紹介。子どもたちは、2022年4月28日に誕生しました。ゼン(オス)、ヨモギ(メス)、シズク(メス)、カエデ(メス)、ジュリ(メス)の5頭です。
オオカミの赤ちゃん時代は皆黒っぽいですが、成長と共に毛色が表れます。ざっくり分けると、黒っぽい毛色(混合)が3頭(ゼン、ジュリ、シズク)、白っぽい毛色が2頭(カエデ、ヨモギ)となり、今回は黒チームからジュリ、白チームからカエデが来園するということですね。
ジュリは、両親の口元を舐めて「ちょうだい、ちょうだい」アピールも強く、積極的だなあと見ていました。だから兄妹の中で体も一番大きいのかなと思ったり。
カエデは白チームですが、口周りや頭が黒っぽいのが特徴。みんなが昼寝している間も、ちょろちょろと散策して回ったり、好奇心旺盛のように見えました。白チームの子は目元がミナお母さんに似ています。
ジュリの背後にある穴は通気口になっていて、涼しい風が吹き込まれています。暑いから直下で休んでいるのです。
そのうち顔ごと突っ込んで昼寝していました。鼻が乾くよ〜(笑) 手前はカエデ。
ジュリとカエデが来園するのは2022年12月中旬を予定しているそうです。今日、オオカミ舎を見たところ、雑草や樹木が伸び放題の状態だったので、来園までにはまた整備されることでしょう。12月中旬なら、雪がうっすら積もっているかも?しれません。残り短い家族の時間をたっぷり楽しみ、無事に長距離を移動出来ますように。
2022年9月2日訪問時の映像です。
コメント
こここれはびっくり。もう円山でオオカミを見ることは叶わないと思っていたところへジェイキナのお孫さんたちが・・・ですとぉ。
状況とは変わるものなのですね。でもあのオオカミ舎にまた愛らしい住人(獣)ができるのはよかったのかもしれません。12月・・当面は行ける予定がない(涙)のですっかり落ち着いた頃に会いに行けたらと思います。ホクト、トートに続き明るい話題ができるのは円山の1ファンとしてうれしいです。
あまりにも目まぐるしく変わりすぎて、
もう数年先のことなど読めないです(苦笑)
今のところは、繁殖予定もないようですが、先のことはわからないですね。
平川の獣舎で7頭飼育は、やはり少し窮屈に思えるので、
円山で姉妹でのびのび仲良く暮らしてくれれば、それも幸せかなと思います。
お互いのために、元気で長生きしてほしいです。
来年度はライオンも来園するでしょうし、活気が戻ってくる感じでしょうか。
ほんとにほんとに嬉しいニュースです!
やっぱり円山にはオオカミがいないとですね(^_-)♪
こちらの「円山オオカミず」カテも復活かな?!
楽しみにしています☆
若い2頭のメスですから、にぎやかになりそうですね。
姉妹でも上下関係は生まれてくるでしょうから、
どっちが姉御肌になるでしょうか。
移動のタイミングが、2頭にどんな影響を与えるか?
また会えることが、ただただ嬉しいです。
シンリンオオカミカエデ
1才になりましたか?教えて下さい
カエデもジュリも元気に成長中で、現在2歳になっています。
今度の4月28日で3歳になります。