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六花亭のご容赦どらやきが「御容赦どらやき」に変わったその理由は?中身も変化

私の中では、キング・オブ・どらやきみたいな存在の、六花亭の「御容赦どらやき」。2015年から発売されているどらやきで、小豆にこだわり消費期限がその日1日限りというものです。毎年、新小豆のシーズンに合わせ、11月1日ごろから冬期までの期間限定で発売されているので、そろそろかなと買いにいけば、今年は10月7日から販売されていました。あれ?今年は少し違う?パッケージの色合いは一緒だけど、文字が違うのです。ご容赦御容赦にリニューアルされていました。中身はどうでしょう?発売日の意味とは?


直径は9.5cmほどの大きなどらやきです。ふわふわな食感で、焼き色も以前と変わりない感じ。


ご容赦どらやきは、2015年11月発売当初から1つ130円でしたが、いつからか150円までに値上げされており、2022年1月からは160円に値上げされました。2022年11月時も160円(税込)を維持されています。


2022年10月7日から販売されている今年の新小豆の御容赦は、原材料は一緒で、味(おいしさ)も同じでしたが、重さが変わりました。今年3月まで販売されていたご容赦どらやきは1個の標準の重さが95g。10月からの御容赦どらやきは1個の標準の重さが92gです。企業努力で材料の分量が少し変化しているようですが、風味や美味しさ、大きさの変化も感じないレベルです。
重さが変わったので1個のカロリーも218kcalに変わりました。


毎度の計測では実際5gの変化が見られました。小豆数粒の違いでしょうか?


御容赦どら焼きの魅力は、なんといっても小豆のみずみずしい美味しさです。


多くのどらやきの場合、つぶあんなど少し豆が潰れた状態の餡こがサンドされているものですが、

御容赦の場合、粒の皮が破れないようギリギリ保った状態の豆がぎっしり詰まっているのです。甘さが控えめなので、新小豆ならではの味わいや食感も楽しめます。秋は特に最高でしょう。
大きなどらやきなので、1個は食べ切れないこともあり、私はよく半分を翌日に食べたりします。小豆に触れている生地が少ししっとりして、むしろ好きな風味ではありますが、お店側からは、毎度「本日中となっております」と言われます。

さてご容赦(~2022年3月)から御容赦(2022年10月7日~)へのパッケージの変更については、店内にその経緯が説明されていました。


パッケージの御容赦の文字の横に「小三治 筆」とありますが、噺家 柳家小三治さんのことです。六花亭では文化活動のひとつとして寄席を開催しており、昭和57年来よりご縁のある小三治師匠に、舞台裏で筆を執っていただくことが恒例となっていたそうで、「御容赦」と書いていただいたのは2009年の寄席の前夜だったそうです。今回その文字が使われ、新しい御容赦どらやきが発売された10月7日は、昨年亡くなられた小三治師匠の祥月命日。多くの想いが込められた商品だったのですね。

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