(円山動物園 ホッキョクグマ リラ(左)とホクト(右))
今季はホッキョクグマの繁殖に取り組んでいる円山動物園。リラ(メス)の繁殖相手に、旭山動物園からホクト(オス)を借り受け(2022年11月7日来園)、2023年1月11日より同居訓練を開始、2頭の関係性は順調に縮まり良好となったため、1月17日(火)の午後からその様子が公開されることになりました。1月18日(水)からは開園から閉園まで、メイン放飼場で2頭の同居生活が展示スタート。同居しない日もあるそうですが、今季繁殖シーズンは2頭展示の風景が見られるホッキョクグマ館です。
こちらはメスのリラ。2014年12月21日生まれの8歳。最近の体重はまだ正確には計測出来ていないのか、発表はされていませんが、おそらく200kg台でしょう。
こちらはオスのホクト。2000年12月8日生まれの22歳。昨年11月7日移動時に計測された体重は386kg。リラの体重が見た目予測としても、150kg前後の体格差、そして年の差がある2頭です。
開園時間以外は、別居している2頭。開園前に、それぞれの部屋で朝ごはんを食べてから、メイン放飼場に出てきます。雪の中に隠されている餌は、1日1頭分外のプラスアルファの餌だそうです。閉園時には再び別々の部屋で夕飯をもらい、そのまま夜は別々で過します。
ホクトはホッケや牛骨が大好きのようで、いつも大事においしそうに味わっています。リラも牛骨が気になるようで、傍まで行って欲しそうに交渉しますが、簡単には譲ってもらえないのが現状。リラが持つ社会性にも感心しました。
洞窟のトンネルの両側から向き合う遊びが、何度か見られました。これはララとリラがホッキョクグマ館に入居して間もない頃、まだ非公開の慣らし期間にしていた遊びだそうですが、実際に見たことがなく、ホクトとリラで初めて見ることが出来ました。
深い雪の中でも駆けていくリラ。ホクトはリラほど速くは雪の中を走れません。リラには勝手知ったる場所です。
リラの体が少し汚れているのは、昨夜はサブ放飼場に居たから。夜はサブとメインを交替で使用しています。
一緒に遊んだり、少し離れたりと、同じ空間を過したあとは、離れた場所で昼寝を始めました。これからどんな様子が見られるのか、とても楽しみな同居展示です。
公開初日1月17日(火)~20日(金)の同居生活の様子をまとめた映像です。
↓関連記事はこちら↓
コメント
おはようございます^_^
先日のYouTube…説明付きでとてもわかりやすく、また楽しく拝見しました^_^
ララと離れて…寂しかったのか、はたまた、乙女心なのか、楽しそうに社会性を持ったリラに会えました。
ホクトの首を抱っこする様な仕草やお腹を見せるなど、展開が早かったですね。
仲良しは何よりです。
今後の2人の様子のブログとYouTube…楽しみにしています^_^
どうもありがとうございます。
親に甘えるかのように接する姿が、リラらしく見えますが、
ちゃんと他のクマとの距離も考えているあたり、
立派なお母さんにしっかり育ててもらったおかげかなと、思ったりもします。