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旭山動物園ホッキョクグマのピリカとゆめ 新しい授乳スタイル

(ホッキョクグマ ピリカ(左)とゆめ(右) 旭山動物園 2023年6月16日(金))
旭山動物園で2021年12月10日に生まれたホッキョクグマのゆめ(メス)は、今月で1歳半となりました。大きく成長したとはいえ、まだ母親のピリカよりもひと回り小柄で、授乳も継続中です。一時期は、開園中に授乳が見られないこともよくあり、もうかなり回数が減ってきたのかな?と思ったら、今回の訪問時には、確認出来ただけで5回も授乳がありました。円山動物園のララとリラが4年と20日間の同居期間中、ずっと授乳が継続していたことを考えると、ピリカとゆめも離れる時まではずっと授乳は続くのかもしれません。円山動物園ほど頻繁には訪問出来ない旭山動物園なので、親子の授乳が見られるとありがたく感じます。
TOPの写真は1回目の授乳の場所です。

こちらの写真は2回目の授乳場所。この2ヶ所は授乳場所としてよく使われていますね。

その後の3回は全て「歩きながら授乳」でした。子どもが授乳の催促で胸を触れることは、他の個体でもよくあることですが、この親子は完全なるウォーキング授乳なのです。

限りあるスペースなので、必ず方向転換するタイミングが何度も来るのですが、ピッタリくっついて吸い続けるゆめ。吸われるピリカも伸びて痛いのでは?絶対座った方が楽な気がするのだけれど、歩みを止めないピリカ、ゆめも絶対離さない。ピリカはそこまでして歩きたいのか?嫌なら怒るだろうと思いますが、全く怒らないピリカ。不思議でならなかった、そして初めて見たウォーキング授乳でした。

男鹿水族館GAOのユキとフブキの授乳スタイルも特徴的でしたが、今回はそれを超えてきたなあという私の感想です。実はまだまだ個体差があるかもしれないと、今後ますます期待しています。(特にリラ)

ゆめのお父さんはホクト。ホクトの遺伝子がそうさせるのか?今後の展開が非常に興味深いです。

こちらは反対側にあるホッキョクグマ放飼場。朝一は扉が開放された状態で、どちらも出舎していませんでしたが、気づけばサツキ(写真)とルルが屋外に出て、扉は閉鎖されていました。朝日といってもすでに陽は高く昇っていますが、陽光を浴びながら寝ていたサツキ(メス/31歳)。冬も夏もこの場所がお気に入りなのですね。

ルル(メス/28歳(奥))は扉を開けて欲しそうに、扉前に立っていたり床を掻いたりしていましたが、そのうち諦めて日陰で休み始めました。朝は屋内の清掃等もあり、貴重な日光浴タイムでもあるので、扉閉鎖でしょう。

お昼を過ぎてからは扉が開放され、出入り自由となったサツキ(左)とルル(右)。お昼に屋内でごはんをもらったのか、外に出てきたルルは糞をしていました。
旭山動物園での日中の気温は26.5℃まで上がり、とても暑く感じた1日でした。暑さに体を慣らしながら、この夏も元気に乗り切れますように。

生まれて間もないころから、1歳半までの授乳にフォーカスした動画です。

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コメント

  1. OSAKUMA より:

    こんにちは。

    しろくまのお母さんの授乳スタイルは、それぞれ個性的で興味深いですね。
    ポロマルのララに怒られ覚悟の「大泣き催促」が思い出深いです(笑)
    リラの盗み飲み・立ち飲みなんかもありましたね。
    私の「ツボ」はララの授乳回避必殺技「ポリタン催眠術」に毎回かかるリラです。
    リラがお母さんになったらララ直伝「ポリタン催眠術」をやるのかが楽しみです。
    その際にはMAYUさん、激写お願い致します(笑)

    • MAYU MAYU より:

      素晴らしい記憶力ですね。立ち飲みは、本当に可笑しかったです。
      できれば檻なしで撮りたかったところですが・・・(笑)
      どんなリラらしさを発揮してくれるのか?
      その前に出産を祈りたいですね。

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