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円山動物園のエリマキキツネザル「ナッツ」の訃報

2014年3月29日にオスのガスカルが亡くなってからは、ずっと独り暮らしだったナッツ(メス/24歳)が、2023年7月25日(火)に亡くなったそうです。7月22日(土)のお知らせで覚悟はしていましたが、残念です。
※追記 7月26日発表の剖検所見によれば、慢性肝炎、膵臓の萎縮、盲腸炎、肺水腫、臍ヘルニアが確認されたそうです。
円山動物園HP エリマキキツネザル「ナッツ」の病状について(2023年7月22日(土)
円山動物園HPエリマキキツネザル「ナッツ」が死亡しました(2023年7月25日)

7月22日(土)から動物病院に移り、治療が続けられていたそうです。
以下引用文  円山動物園HP エリマキキツネザル「ナッツ」の病状について(2023年7月22日(土)

エリマキキツネザル「ナッツ」(24歳、メス)の病状についてお知らせします。エリマキキツネザル「ナッツ」は7月16日に重度の下痢が認められ、元気食欲が低下しておりましたが、投薬により7月20日には元気食欲の回復が認められました。しかし、7月22日(土)朝に痙攣(けいれん)の症状が認められたために園内動物病院で検査を実施したところ、血液検査では肝機能の著しい低下が疑われる結果がでました。また、超音波検査の結果、肝臓に腫瘤があることが分かり、症状や経過を総合的に考えると、ガンである可能性も非常に高いと考えられました。現在、「ナッツ」は動物病院内の入院施設内で酸素吸入と点滴による治療を実施しております。現在の「ナッツ」の状態は意識がはっきりしない状態が続いており、危険な状態です。引き続き最善の治療、看護を実施してまいります。

今年は5月からモンキーハウスガイドが始まり、隣に住むフサオマキザルとの比較行動展示に、重要な役割を果たしていたナッツでした。
フサオマキザルは、木の実などを手で取って食べたり、安全なところまで運ぶという行動をみせる。エリマキキツネザルは、枝を手繰り寄せ、直接口で食べるという行動を見せる。

ガイドが始まり、飼育員さんが木の棒を持つと、そわそわし始めていたナッツ。

檻にしがみつくと、普段は見られないお腹の部分が見えるのですが、おなかに大きな出っ張りがあったことにも気づきました。それが何だったのかは、わかりません。

つい最近まで元気そうな姿を見せてくれていました。あの賑やかな声が聞けなくなると思うと寂しいですね。
円山動物園では飼育断念種の動物となっていたので、もしかしたらナッツが最後のエリマキキツネザルとなるのかもしれません。

【エリマキキツネザル ナッツ(メス】
1999年5月22日 市川市動植物園生まれ
2002年3月19日 円山動物園に来園
2023年7月25日 死亡 (死因は後日発表される予定)

再掲ですが、ナッツの鳴き声です。

 

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