(ホッキョクグマ リラ(メス/8歳) 札幌市円山動物園 2023年10月5日(木))
札幌は肌寒く感じる季節になってきました。リラの被毛はたっぷり過ぎるくらいに伸びて、ふた回りほど大きく見えるかな。ホッキョクグマ館にいたホクトが旧世界の熊館へ移動した6月28日からは、毎日独り暮らしを満喫しながら暮らしてきたリラ。心も体も満ち足りた感じでしょうか・・。
ホクトとリラは2月に交尾が確認されており、妊娠・出産の可能性があります。まだ発表はされていませんが、この秋は出産準備に入るのでしょう。
※追記
ホッキョクグマ リラの展示・観覧制限について円山動物園より10月5日に発表がありました。
円山動物園HP ホッキョクグマの展示およびホッキョクグマ館の観覧制限について
ホッキョクグマ館の産室はメイン放飼場から見ると、壁の向こう側の矢印方面にあります。まだ打ちっぱなしのコンクリート面状態だった産室に、8月〜9月末にかけて、木材を張り付け、防音・遮光・断熱の施工が行われていました。(直前の)今ですか?という驚きもありますが、新施設というのは意外とそんな感じなのかもしれません。
これはホッキョクグマ館を模型で表したものですが、寝室の中に産室がある感じです。
右側はサブ放飼場。
ホッキョクグマの妊娠期間は2ヶ月くらい。(受精卵が着床する=妊娠成立という定義)
クマ類には着床遅延というメカニズムがあり、受精卵は胚の状態で休止させています。
受精卵がリラのお腹の中にあるどうかはわかりませんが・・・
今まさに妊娠するか?否か?くらいの時期なのです。とても大事な時期だなあと見守っています。
リラが穏やかに過ごしてくれることが一番。
さて、リラとの繁殖を目指し目標を達成したホクト(オス/22歳)ですが、過ごしやすい気候になってきたのか、屋外でゆったりしている様子をよく見るようになりました。床面と同化しそうな色で、台が増えたようになっていた放飼場(笑)。休んでいるホクトを後ろから見るとポルシェみたいな形だなあと、勝手にホクトポルシェと名付けて楽しんでいます。
こんな感じ。ホクト=ポルシェ=カッコいい。
横から見るとこう。ホッキョクグマは頭が小さいので、台の上に乗せたり、段差を活用することがよくありますね。
その後、このように発展しました。ホクトがこんなスタイルで野良寝姿を見せてくれるのは、嬉しいことですね。すっかり円山ライフに馴染んでくれたでしょうか。
雪深い景色の中でホクトが寝る姿・・・この冬も円山で見られるでしょうか?
優秀な出来るオスは、果たしてのんびり出来るのでしょうか?
ララちゃん!濡れた葉っぱは滑りやすいから気をつけて〜!
ネズミを見つけたララが、野生の本能に目覚めた瞬間でした。
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コメント
初めまして
今年に入ってから動物関連の動画にハマり出し、最初はパンダだったのですが途中からしろくま関連にはまりここの動画とブログに辿り着きました。
動画は時系列がぐちゃぐちゃにみてたので最初はララの子供の順番がよく分かってなかったのですが、概要欄みたらブログが貼ってあったので見るようになりました
ハマった動画かブログは最初から見ないと落ち着かないタイプなのもあってブログは今09年あたりまで来ましたかね ( ̄▽ ̄;)
昔の記事見てるとこの動物いまどこにいるのか検索したり、食べるのも好きなのでこの店まだあるのかなとか(住んでるのは愛知ですが)口コミ見たりしてるので進みが遅いですけど新着もちゃんと見てます笑
追っかけるのは大変ですが楽しく見てます
はじめまして。
動画もブログもご覧いただき、ありがとうございます。
とてつもなく大量だと思いますが、貴重なお時間ですので、
程々にお楽しみいただければ幸いです。(^^)
MAYUさんこんばんわ.リラちゃんおめでたの可能性大ですね.遠くに住んでいる親戚のおばちゃんの気分です.近くに住んでいる母ララさんに二人目?の孫を見せてあげたいな.ブログの中でリラちゃんの換毛が進み大きく見える体躯が母になる威厳にも見えました.これから寒くなりますが近況報告楽しみにしています。
久しぶりに味わう、この感覚。
可能性があるというだけで、夢があっていいですよね。
初めてコメント致します。
YouTubeもいつも楽しみにしています。
シロクマが大好きで、こちらの膨大な記録から厳選された映像に、いつも感動させられてきました。
リラちゃんの体型の変化は本当に素晴らしいですね。
こんなに丸々としてくるとは😊
岩の上から穏やかに周りを見渡す様子は、すでに貫禄すらあります。
そしてホクト。
仰るように、ぜひうちのメスと、と希望する園が多いのでしょうね。
ピリカのところに戻るのは来年でしょうし、そうなると優秀なオス、ホクトを借りれるのはこの冬のみだから…。
体格差のあるホクトに対して、無防備にお腹や首をさらけ出して甘えているリラ。短期間でオスが初めての若いメスの警戒心を解き、元気いっぱいの気まぐれ娘に辛抱強く付き合い、メスのOKメッセージが出た瞬間を逃さず交尾に持ち込む。
そして交尾が成立すれば深追いはしない。
これは本当に全てのオスのお手本です。
ホクトでダメなら諦めもつく。
そんな気がしてしまいます。
ホッキョクグマの繁殖に携わる方々は、きっとこの先のことも考えていらっしゃるでしょう。
その方々の判断を信じて、年の瀬の吉報を待ちたいと思います😊🙏
いつもありがとうございます!