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エゾシカの糞の種子散布研究と角切り

円山動物園のエゾシカ、メグム(恩)(オス/15歳)の角切りが行われ、メイン放飼場に戻ってきました。晩秋の今、落ち葉でいっぱいになった場所でゆったりしていました。秋はエゾシカの繁殖期でもあり、ぬたうちをした後なのか、角や体の一部に泥がついているようでした。

エゾシカの放飼場は春はサクラ、秋は紅葉が美しいです。

メグムはしばらくの期間、サブ放飼場にいました。

角の皮がめくれ、枯角になってきていましたが、なかなか角切りが行われなかったので、今年はしないのかな?と思ったら・・

サブで隔離されていたのは、エゾシカの種子散布能力を調査する研究のためのものでした。動物園のエゾシカはいろいろな研究対象として活躍してくれています。


今年は11月に入ってから角切りが行われ、現在はメイン放飼場に戻ってきました。円山動物園では人への危険を防止するため、毎年角切りが行われていますが、切った後の角の中心に穴が見られたのは初めてな気がします。エゾシカの角の中心部はスポンジのように小さな穴がたくさんあるそうですが、根元の方は穴になっていましたね。15歳という年齢のせいかもしれませんし、たまたまかも。
頭に残った角は、春になると落ちて(落角)、再び新しい角が生えてきます。

メスのアマンダ(13歳)も落ち葉の上で休んでいて、とても絵になりました。

 

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