(アムールトラ キリル(オス/14歳) 旭山動物園 2023年11月16日(木)撮影)
旭山動物園のアムールトラ、キリル(オス/14歳)が、2023年12月8日(金)未明、寝室で亡くなっているのを確認されたそうです。解剖結果により、消化管の潰瘍の出血と腎臓に多数の結石が認められ、急性腎不全と診断されました。
ホッキョクグマのデナリと同じアメリカのホーグル動物園出身のイケメンアムールトラ、そしてメスのザリアとの間に5頭の子を誕生させてくれたビッグダディでした。残念ですね、とても寂しくなります。
旭山動物園HP しいくにゅーす アムールトラの「キリル」の訃報
旭山動物園のアムールトラは、キリル(父)、ザリア(母)、メイ(娘)の3頭が暮らしており、オスとメスで交替展示をされており、私が訪問する時とタイミングが合わず、今年はキリルに会う機会がとても少なかったです。
最近では左眼の不調が確認されており、治療と保護のため、瞼が縫合されていました。角膜再生と、1日も早い回復を願っていたところでしたが、別なところも不調だったとは・・
キリルは
2009年6月2日 ホーグル動物園(アメリカ)生まれ
2014年9月25日 旭山動物園に来園
2016年4月8日 ザリアとの間に、ソーン(オス/浜松市動物園)とナージャ(メス/釧路市動物園)誕生
2020年2月1日 ザリアとの間に、リキ(オス/富士自然動物公園)シン(オス/茶臼山動物園)メイ(メス)誕生
2023年12月8日 急性腎不全により死亡
アムールトラ舎が1マスしかないため、交替展示にせざるを得なかった状態を改善するため、以前エゾヒグマの放飼場だった場所を、トラ舎に改修している最中の現在。ここにキリルが入居するのかな?と楽しみにしていました。
ゲンちゃん日記・令和5年10月「アムールトラの放飼場を整備しています」
円山動物園には現在、ソーンの息子トート(オス/2歳/写真)が暮らしています。キリルの孫にあたります。キリルの血がこの先も続いていくよう、子供や孫たちを見守っていて下さい。
おつかれさまでした。どうか安らかに。
キリルが6歳だった頃の映像です。(2016年1月14日(木)撮影)
↓関連記事はこちらから↓
コメント