とくしま動物園のライオン、パーチェ(左/オス/1歳9ヶ月)が円山動物園に移動することが、2024年6月3日(月)に両園から発表されました。クレイ(メス/2歳)がとべ動物園に移動してから13日、屋内展示場の改修&砂入れ作業も完了し、イト(右/メス/1歳8ヶ月)のおひとりさま生活も板についてきたところですが、再び刺激的な生活を送れそうですね。パーチェとイトは同年(2022年)ひと月違い生まれのライオン。円山の地で健やかに生き生きと過ごしてくれますように。
とくしま動物園HP とくしま動物園のライオンについて
円山動物園HP ライオン「パーチェ」が来園します
写真は左から、ムーン(母)、モエル(同腹姉妹)、パーチェ(オス)。(2024年1月24日撮影)
2024年4月27日にムーンは2回目の出産をし、メスが1頭誕生しているそうで、モエルは育児を手伝っているそうです。パーチェはすでに母妹とは別居しており、独りで過ごしているとのことです。
とくしま動物園でのパーチェの展示は2024年6月8日(土)14時までということなので、おそらく来週中には円山動物園に到着するのでしょう。ちなみに6月12日(水)は休園日。
2022年8月15日 とくしま動物園生まれ 父レオ・母ムーン アマニ(オス)、パーチェ(オス)、モエル(メス)3頭で誕生
8月15日(終戦の日)に生まれたことから、それぞれ「平和」という意味の愛称。
アマニ(スワヒリ語)、パーチェ(イタリア語)、モエル(ウクライナ語)
2023年10月31日 アマニが岩手サファリパークへ出発
2024年6月8日(土) 10時からパーチェの送別会
2024年6月8日(土) 14時パーチェの展示終了
2024年6月?日 パーチェは札幌市円山動物園へ移動予定
こちらはパーチェの父レオ。2010年3月29日 宮崎フェニックス自然動物公園生まれ。
2022年9月12日(月) 旭山動物園生まれ 父オリト・母イオ フウ・レイ・イト(全てメス)
2023年11月8日(水) 円山動物園に来園 (クレイと隣同士生活)
2023年12月11日(月) 一般公開開始
家族と離れ、移動を経験し、家族以外のライオンに柵越しに出会い暮らし、只今独り生活。
短い期間に多くのことを体験して、確実に成長し経験値アップしているイトです。
最近のイトは屋外で過ごす時間が長く、ハルニレの枝相手に格闘する毎日。枝をしならせ、枝に乗り、枝を噛み切る。プチ狩りの練習です。ガラス越しの人にロックオンする瞬間もあり、さすが若いライオンだなと思います。
朝のうちはよく堀にも降りて、ゴロゴロしたり、草を食んだり、排泄したり。
あちこちにニオイをつけつつ、くつろぎながら楽しんでいるイト。
屋外の一部ガラス前の壁が剥がれてくる恐れがあるため、ガラスに近づけない日々になっていますが、
イトはこのガラス面で、前足でカリカリしたり、穴を掘ったり、回転したりしています。どんな意味があるのかはわかりません。
円山動物園では、毎年春と秋に、動物舎の砂の入れ替え作業が行われてますが、今回は屋内大展示場の砂を入れ替える際、イトの穴掘り対策として、砂の下に穴開きの板が張られました。
クレイがいなくなった今は、穴掘りの意味がなくなったのか?それとも飽きてきたのか?穴を掘る様子は最近見ていません。パーチェと出会った時には、穴掘りが復活するかもしれませんね。
経験値が上がったイトは、オリト以外のオスライオンに出会った時、どんな行動を見せるのでしょうか?パーチェ来園後しばらくの間は、カバライオン館の一部屋内は閉鎖されるので、すぐにはパーチェの様子が観られませんが、楽しみにしています。
最近のイトの様子、パーチェのとくしまでの暮らしぶりです。
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