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【ライオン日記】パーチェの一般公開始まる 2頭の交替展示は?

(Pace the Lion, male 1 year old, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.07.02)
2024年6月12日(水)にとくしま動物園から円山動物園に来園した1歳のオスライオン「パーチェ」。約3週間の馴致期間を経て、7月2日(火)から一般公開が始まりました。公開日予告は一週間前の6月25日(火)に発表されていました。

来園した6月12日(水・休園日)から閉鎖されていた、カバ・ライオン館の2階屋内は、7月2日(火)から閉鎖解除となり、ライオンとハイエナの屋内展示場が観覧できるようになりました。
今回のパーチェ公開のタイミングで、新しいサインが登場していました。(矢印)

アフリカゾーンのカバ・ライオン館がオープンしたのは2016年8月22日。あれから8年になりますが、入口の動物写真(ライオン(リッキー・ブチハイエナ(カムトリ))も随分日焼けして、ほとんど見えなくなりつつあります。

矢印に場所に置かれているのは『ライオンのいる場所』です。現在、別居中のパーチェとイトは、日中の屋内外の展示は基本的に交替となり、午前と午後で入れ替わります。カバ・ライオン館の入口に来れば、今どこにいるかがわかります。

昨日まで広く立ち入り制限があった屋外放飼場は、通常観覧できるようになりました。ガラス面の白テープはまだしばらく?そのままのようです。パーチェ公開初日朝は、屋外放飼場前にテレビ局・新聞社が多く集まっており、パーチェは開園前に屋外に出たとのことでした。

ハイエナとの境目のエリアは壁面が剥がれる可能性があり、立ち入り禁止が継続中です。

パーチェ(オス)が屋外に出ている間、イト(メス)は屋内展示場の2マスで過ごしています。
午前と午後(交替時間は日によって微妙に変動)で個体が変わります。

クレイが居た時期(10月~5月)は、ずっと観覧制限のコーンバーが置かれ、クレイが移動する11日前にようやく制限全面解除になったことは記憶に新しいですが、パーチェの公開初日は制限なしでスタートしました。(状況を見て制限される可能性あり)

もう見られないだろうなと思っていたクレイの写真がそのままになっていたことに、温かさを感じます。とくしま動物園時代のパーチェの写真も掲示されていました。

ライオンの体重とイトとパーチェの誕生日。
2頭の生活が落ち着いてくれば、体重計測も出来、更新されるでしょう。

最近元気を失いつつあった、屋外放飼場のハルニレの木ですが、パーチェ公開初日の朝はこんな感じ。一部が繋がっただけの長い枝が倒れていましたが・・・

お昼の交替のタイミングでその枝もカットされ、午後現在はこの状態。イトが随分楽しませてもらいました、また伸びてきてね。

午後はイトが屋外放飼。

午後はパーチェが屋内展示場。2マスが開放されていますが、来園から右側の小展示場で過ごしていた時間が長かったため落ち着く?ようで、のんびり休んでいました。

閉園時間が近くなると、屋外にいたイトが屋内に帰ってきます。これから夜間〜翌朝までは、屋内で隣同士で過ごします。2頭にはそれぞれ寝室(非展示のエリア)がありますが、2頭とも寝る場所はほぼこの屋内展示場内だそうです。2マスを仕切る2重檻の近くで、2頭が寝ている日もあるそうです。
隣同士で認識し合いながら別居生活中のパーチェとイト。近い将来の同居を目指し、慎重に準備が進められています。

公開までの訓練期間中の様子です。パーチェ、イトが徐々に慣れていくのがわかります。

 

パーチェ公開当日(2024年7月2日)の様子です。

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