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【円山エレファント】ゾウ舎改修これでシーシュも安心 ポールにチェーンが設置される

今から約10ヶ月前の写真で、アジアゾウのパール(母)とタオ(娘)です。2023年8月19日生まれのタオが生後1ヶ月になったばかりで、当たり前ですがとても小さかったですね。写真のポール奥にはシュティンとニャイン親子がいて、当時は別居状態だったのが、今では4頭一緒に暮らすことが通常になっています。数ヶ月で目まぐるしく変わりました。
今回は、放飼場内を仕切っているポールに付けられたチェーンについての記録です。

タオが生まれる前は、ポールにチェーンは付けられていませんでしたが、パールが出産を迎える前に、赤ちゃんが隙間を通らないように、ポールの下側に3本のチェーンを付ける工事が行われました。工事は2023年2月下旬〜3月上旬にかけて行われました。

下側にチェーンがついたおかげで、小さな赤ちゃんゾウが通り抜ける心配はなくなりました。
しかし今度は、オスのシーシュがこのチェーンに足をかけ、ポールを超えて頭を出し立ち上がれるようになってしまい、頭がポールに挟まってしまう事故が起きる可能性が生まれてしまい、メイン放飼場にシーシュを出せなくなってしまいました

ということで、今度はポールの上側にチェーンを付ける工事が、2024年2月26日〜27日に行われました。

屋内メイン放飼場のポールには、チェーン設置完了。

これでシーシュも安心して、屋内メイン放飼場を使えるようになりました。
写真の2024年6月14日は、シーシュとニャインの同居が行われる日で、シーシュも少しテンション高めでした。確かに上側のチェーンがないと、うっかり頭が挟まってしまうかもしれませんね。

ポールは屋外放飼場にもあります。

2024年7月24日(水)の休園日に改修工事が行われ、25日(木)はペンキ塗りなどが行われました。

2024年7月26日(金)までに、屋外のポール上側にチェーンの設置が完了。

これで、シーシュも屋外メイン放飼場に出られるようになりそうですね。
動物の能力は、人間の想像を超えることがあり、その都度対応にせまられ、動物園も大変ですね。

最後に現在のタオです。授乳はまだ続いており、来月8月19日で満1歳になります。
以前は仲がこじれていたシュティン(メス/33歳)とパール(メス/20歳)も、現在では穏やかに並ぶ様子もよく見られます。

映像は、2024年6月14日、シーシュ(オス/15歳)とニャイン(メス/11歳)の同居が行われた日の出来事です。ポール越しに5頭全頭が勢揃いしました。

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