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ユキヒョウ物語 959 「ヒカリ」大森山動物園から来園 屋外訓練始まる

(Hikari the Snow Leopard, female 2 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.10.30)
2024年10月23日(水)に秋田市大森山動物園から札幌市円山動物園に来園した、ユキヒョウのヒカリ(メス/2022年4月30日生まれ/2歳)は、到着後間もなく飼育員さんからトングで餌をもらって食べるなど、とても適応能力が高そうな大物ぶりを発揮しているようで、一週間経たないうちから屋外練習が始まり、10月30日(水)はメイン放飼場にも初めて登場し、静かに馴致訓練が進められています。

ヒカリが大森山動物園から到着したのは2024年10月23日(水・休園日)。
10月24日(木)の朝には、ヒカリコーナーが設置され、大森山動物園での写真やメッセージが掲示されていました。「ヒカリ」バージョンを含むユキヒョウの缶バッチガチャも設置されています(1個500円硬貨)

到着後しばらくは屋内での寝室で慣れてもらうヒカリ。ヒカリ用のネームプレートも早速出来上がっていました。
来園から5日目(10月27日(日))の閉園後には、屋内展示場にも初めて出たそうです。

10月28日(月)の午後からは初めて屋外サブ放飼場に出て、訓練スタート。
10月29日(火)も午後から屋外サブ放飼場に出て、1時間ほど訓練。
訓練が終わったその日の夜は10時間くらいぐっすり寝ていたとか。落ち着いているように見えても、緊張していたのかもしれません。
ヒカリの寝室には、大森山動物園で愛用していた産箱と同サイズの産箱を、飼育員さんが作り、設置されているためか、安心するかのようにその上で寝ているそうです。

10月30日(水) 午後から屋外メイン放飼場で訓練スタート。
10月31日(木) 午後から屋外メイン放飼場で訓練。
ガラス前には距離を取るために、コーンバーが置かれています。

おどおどすることもなく、落ち着いて確認するように、あちこち歩き回っていたヒカリ。
ヒカリが訓練中、隣の放飼場にはフブキ(オス)もシジム(メス)も出ており、時々檻越しに近づいたりする姿も観られました。お互いがお互いを認識し合っているのでしょう。

もう1頭気になるのは、アムールトラのトートの存在。ガラス越しに見えるその姿を、じっと見つめていました。

金網の上で休む姿を見ると、ヒカリの曾祖父ちゃん「アクバル」を思い出します。
アクバルは2023年8月19日に18歳で亡くなりました。1年経ってこの場所にひ孫が休む姿を観られることに、つながる命の尊さを感じます

トートが気になるのか、何度も立ち上がっていたヒカリ。

モモンガ垂直跳び〜
快活に動き回っていたヒカリですが、キャットウォークを歩く姿は、私はまだ観ておらず。
今度はその姿を観られる日を楽しみにしています。
訓練は動物の状況をみて行われているので、一般公開の発表があるまでは、観られたらラッキー。

2024年10月30日(水)のヒカリです。

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