(Pirka the Polar Bear, female 18 years old, Asahiyama Zoo, 2024.11.01)
旭山動物園のホッキョクグマ「ピリカ」がそろそろ出産準備体制に入ったようです。といっても、妊娠しているかどうかはわからないので、妊娠し出産すると想定して準備が進められているという表現が正しいと思います。11月11日(月)の冬期開園初日に訪問しましたが、ピリカは展示されず屋内に入ったまま。ほっきょくぐま館の展示も冬バージョンに変わっていました。
旭山動物園の正門前には、ホッキョクグマのモニュメントがたっています。
もぐもぐタイムは「繁殖期のため中止です」に変わりました。
夏期は浅く水が入っている堀ですが、冬期は水が抜かれます。間もなく積雪のシーズンです。
カプセル側の放飼場にはホクト(オス/23歳)が出ていました。出産するメスにとってオスは脅威の存在となりますから、少しでも離れた場所へという対処でしょう。
ホクトは扉に向かってしばらく佇んでいる時間がありました。円山在住時のホクトを思い出すと、屋内に入ったらなかなか出てこないことが多々あり、レアキャラ(ほとんど観られない)になっていた時期もあります。もしかしたら、屋内に入りたがっているのかもしれません。
それにしても、今年の秋ホクトは少しスリムに見えました。10日前の11月1日に見た時も感じましたが、10日後はさらに。放飼場が違うため見え方が違うのか?と、1年前の写真を振り返ってみたところ・・
やっぱり今年の方がスリムだろうなあと思います。
痩せてるからダメ、大きければイイという話ではありませんが、過去のホクトの体重を見ると、今は300kg台かな〜と見える体格でした。
2000年12月8日が誕生日のホクトは、間もなく24歳になります。寒い冬はすぐそこまで来ているので、今年も元気で過ごしてほしいです。ピリカがもし出産したら、ホクトには(別なメスと)もうひと頑張りしてほしいなあと密かに思っていたものの、少しスリムなホクトを見たら、高齢に差し掛かるホクトが快適に過ごせるよう判断をされるのが一番だなあと思い直しているところです;
大きな水槽側に出ていたのはルル(メス/29歳)。休んだり、歩いたり、ピリカの寝室の方のニオイを嗅いだりと、ゆったり行動しながら過ごしていました。
激しい音の出る(凍結する)滝の稼働は終了。冬は音量控えめな環境になります。
10日前にはうっすらハゲなところも、10日でくっきりハゲに変身したルル。
11月20日は、円山のララと共に迎える30歳の誕生日。末永く健やかに。
今年は4頭のホッキョクグマが出産準備中ということになります。
上野動物園のデア(15歳)は、2024年9月24日から非展示。
上野動物園HPホッキョクグマ「デア」(メス)の展示中止について
ズーラシアのイッちゃん(10歳)は、2024年11月6日から非展示。
ズーラシアHP ホッキョクグマ観覧デッキを封鎖します
八木山動物公園のポーラ(19歳)は、2024年11月8日から非展示。
八木山動物公園HP ホッキョクグマ展示時間のおしらせ
旭山動物園のピリカ(18歳)は、2024年11月11日から非展示。
旭山動物園HP ホッキョクグマ「ピリカ」の展示中止について
2024年のピリカを取り巻く環境を追った映像です。
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コメント
今や貴重な北極熊スタッフさん達も大変とは思いますが赤ちゃんの期待大ですね