円山動物園のフンボルトペンギンたちの住まいが、一時的に移動することになったそうで、早速移動先のカバ・ライオン館のカバ舎へ行ってきました。この場所は館内ということもあり、圧倒的暖かさにペンギンたちものんびりゆったり過ごしているように見えました。
通年過ごしている場所は、総合水鳥舎のペンギンプール。
野生のフンボルトペンギンたちが生息している地域は、南太平洋岸のペルーやチリなどの、フンボルト海流の影響を受ける沿岸部周辺。寒いのはどちらかというと苦手なペンギン。
普段は屋内や水温が低くならないように、冬はボイラーが稼働しているのですが、最近はそのボイラーが不調らしく、温度が低くなっていることが確認されたらしいのです。寒さが一段と厳しくなる夕方は早めに屋内収容する対応もされ始めたところですが、全固体をカバ舎に移動してもらうことになったようです。
カバのザンが2024年11月3日に亡くなってしまって以降、空きマスとなっているカバ舎のひとつには、先日モモイロペリカンたちが入居したばかり。今回はもう1マスの広いプール側にフンボルトペンギンたちが移動することになりました。
総合水鳥舎のプールよりも、カバ舎のプールの方がやや深め。勢いよく泳いで水面をジャンプする行動もよく見られます。
全固体の引っ越し作業が行われたのは、2024年1月8日(水)の休園日。まだ24時間経っていないこともあり、しばらくは観覧制限のコーンバーが設置されるようです。
階段部分も閉鎖され、ペンギン舎のガラス面には近づけないようになっています。
隣にはモモイロペンギン3頭が暮らしており、仕切り部分には網やコンパネが張られています。
今まで使っていた巣箱や、新しい巣箱が設置されており、その中に入っている姿も見られます。
円山動物園のフンボルトペンギンたちは、オス13羽、メス2羽の計15羽いましたが・・・
2024年12月14日にオスのパスが17歳で亡くなったため、現在のオス12羽、メス2羽の14羽となりました。巣箱の中に入っているのか、最近は全頭確認が難しく、11羽くらいしか見られません。
ペンギンたちも、暖かくなる時期には総合水鳥舎に戻る予定だそうなので、この景色が見られるのも冬限定となりそうです。
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