(Pirka the Polar Bear, female 19 years old, Asahiyam Zoo, 2025.01.23)
新年が明けて初めての旭山動物園訪問。1月17日(金)から展示が再開されたホッキョクグマのピリカ(メス/19歳/写真)や、2024年8月24日に誕生したアムールヒョウの赤ちゃんや、元気なエゾヒグマのスナスケたちに会え、短めな冬期開園時間(10:30-15:30)とはいえ、たっぷりと楽しんできました。
札幌からの交通手段として、久しぶりに利用したのはJRの特急オホーツク(札幌6:52発)。先頭車両にラッピングされたものには初めて乗車します。遠軽町の瞰望岩(がんぼういわ)が描かれていました。
旭川には定刻通り8時28分に到着。ここでは3分間停車。
発車するまで見ていると、改札階から車両側に「乗客1名が上がっていく」との連絡が入り、その乗客の乗車を確認してからの出発でした。なんてきめ細かで、親切対応だろうと感心。オホーツク方面への列車の本数は少ないのです。
冬期はインバウンド客が多い旭山動物園なので、旭川駅からは少し早めの動物園行きのバス(9時10分発)に乗車したのですが、それでもバス2台が必要な人数でした。旭山動物園には、正門・西門・東門の3つの入園門がありますが、バス停からだと正門か西門が近く、いつものように西門前で開園時間を待ちます。
今年は例年以上にインバウンド客の多さを感じ、西門前にも9割近くインバウンド客と思われる人が蛇行方式で並びました。今回は初めて「国籍チェック」があり、どこの国からの訪問なのかをチェックされていました。どこの国の方が多かったのでしょう?
開園時間(10時30分)になり入園し、今日のもぐもぐタイム、なるほどガイドをチェック。
おやおや?ボードの向こう柄にも、人がぞろぞろと歩いているのが見えます。
開園直後の正門からの人の流れです。大半の人が11時から始まるペンギンの散歩コースの場所取りへ向かいます。冬のペンギンの散歩人気は相変わらず凄いです。
10時30分現在の気温ー4.7℃。風もほとんどなく穏やか、この時期の旭川にしては高めの気温かもしれません。
「ペンギンの散歩」のおかげで朝一のほっきょくぐま館は、かなり静かで空いています。
大きな水槽側の放飼場にすでに出ていたピリカ(メス/19歳)が、雪の上を歩いてました。
放飼場に転がっていたピンクのミニ浮き球を拾い上げると、プールにポーンと投げ飛ばし、短い時間でしたがプールで遊んでいました。2ヶ月近く屋内収容されていましたが、妊娠していなかっただけでお元気そうなので何より。
ルル(メス/30歳)は、カプセル側の放飼場で開園時間中過ごし、ほとんどの時間を歩いていたようです。
前日まではカプセル側に、ルルと交替で出ていたというホクト(オス/24歳)ですが、今日は12時過ぎに水槽側に登場してきました。登場からほどなくしてプールイン。小川のラインからツララがいくつも下がっており、それを口でポキポキ折っていました。ホクトの被毛についていた汚れが一気に落ちてきれいになっていきました。
さっきピリカが遊んでいた浮き球を抱えながらスリスリ。電柵が近いから気をつけて・・
電柵と雪面との状態を見ても、旭川でも例年より雪が少ないかな?と思われます。
こちらの放飼場は傾斜になっていることもあり、とにかく滑りやすい。「ホッキョクグマの足裏は滑りにくいように毛が生えている」と言われますが、滑るところは滑るのです!
特に高齢の域になってきているホクトには、慎重の上に慎重を期すのです。雪を舐めちゃいけない!ホクトも年々経験値を上げています。
水槽側の放飼場で、ピリカとホクトの交替展示が始まったということは、そろそろ繁殖に向け準備も始まったと言えるでしょう。
「もぐもぐタイムは繁殖期のため中止」という案内が出ていました。繁殖再挑戦にも期待したいです。
今の放飼場は凸凹面が多いせいか、なんだかおっちゃんこスタイルが多かったホクトでした。
おっちゃんこ=北海道弁でお座り
2025年1月23日(木)のホッキョクグマたちの様子です。
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