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ユキヒョウ物語 964 シジムとフブキの同居は一旦終了

(Fubuki the Snow Leopard, male 7 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2025.03.10)
今週前半は特に、気温が高めに推移するらしく、せっかく積もった放飼場の雪も溶けていきそうな感じです。きれいな雪がたくさんあるうちに、ユキヒョウたちにはひんやり感をいっぱい楽しんでもらいたいなあと思います。先日から繁殖のため、フブキ(オス/7歳/写真)とシジム(メス/14歳)の同居が行われ、一時的に観覧制限があった寒帯館ですが、現在は通常通りの展示となっています。

シジムの発情に合わせ、2月28日から進められた2頭の同居は、屋内同居〜屋外で半日同居〜屋外で終日同居〜開園時間外同居など、計7回行われたということ。

今回の同居中、残念ながら交尾は確認されないまま、シジムの発情の波が収まってきたため、一旦同居期間は終了されています。例年のシジムなら、もう1度強い発情が訪れるので、そのタイミングを待っている段階のようです。例年通りに行くかどうかは誰も予測不能ですが、今回の同居期間中に2頭の距離が縮まる瞬間もあったようなので、次回のチャンスを期待したいですね。

檻越しに過ごす、今日のシジム(奥)とヒカリ(メス/2歳/手前)。ヒカリのテンションが高く、シジムにちょっかいをかけては、互いにガウガウしていました。シジムは若いヒカリと対等に走れるほど元気いっぱいで、いくつになっても若々しいなあと感心します。若いヒカリの遊び相手?になってもらえて有り難い限りです。おそらくヒカリは、来期繁殖時の主要メンバーとなるのでしょうから、それに向け健全に逞しく成長していってほしいと思います。

現在の3頭の体重。この体重展示プレートと同じ景色が、動物園の駐車場にありました。↓

高く寄せられた排雪の山です。見ようによっては高い雪山に見える景色でした。

春はもうすぐそこまでやってきているなあと感じる景色になってきました。

 

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