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【円山エレファント】タオの展示が再開される

(Tao the Asian Elephant, female 1 year old,Sapporo Maruyama Zoo, 2025.03.13)
2025年3月9日(日)に尻尾の先を負傷し、治療と経過観察のためしばらく非展示とされていた、円山動物園のアジアゾウ「タオ」(メス/1歳6か月)が、母親のパール(21歳)と共に3月13日(木)の朝から屋内メイン放飼場で展示が再開されました。展示出来るまでに回復出来たこと、本当に良かったです。
円山動物園HP アジアゾウ「タオ」の展示について

休園日が明けた3月13日(木)の朝、ゾウ舎屋外に設置されているボードに、何か更新された内容はあるかな?とチェックしてみると・・・

3月11日~13日の3日間は、準間接飼育の専門家であるアラン・ルークロフト氏が来園中とのことで、いろいろ相談に乗っていただけたのではないでしょうか。タオは寄付でいただいたイチゴを生まれて初めて食べたそうで、好物がひとつ増えたようで、良かったですね。

タオの回復力が早く、メイン放飼場に行こうとする様子も多々見られるということで、精神面も考慮し、メイン放飼場に出すことにされたそう。
ということはもう、メイン放飼場に出てる?と急いでゾウ舎へ入館。

いつもならまだ清掃中のことが多い10時ですが、今朝はすでに放飼が始まっていました。砂山がいくつも作られており、浮き球の玩具なども用意されています。負傷のきっかけとなったチェーンで吊るされた玩具は、事故後は外されたままです。

どうしても気になって見てしまうのは、ケガをした尻尾。報道された内容を聞くだけでは、余計な心配もしてしまうものですが、元気そうにいつも通りの行動をしているタオの姿を見れば、かなり安心出来ます。尻尾の先に密集して生えていた毛は見られませんが、遠くから見て約7cmの差がはっきりわかるか?といえば微妙なほど、タオの体は大きく成長していました。

ゾウの鼻の部分は筋肉で出来ていますが、尻尾には先の方まで尾椎があります。(キリンも)今回の負傷事故で欠損した尻尾の先には、尾椎が2個ほど含まれていたそうです。

今は先端部分と毛は見られませんが、欠損した長さだけを見ると、もしかしたら無事だった先端部分や、回復した部分からも毛が伸びてくる可能性があるかな?と希望的観測をしたり。仮に生えなかったとしても、生活に大きな影響はないようです。

成長真っ只中、1歳6か月の子象パワーの今後も期待して観ていきたいです。
タオは、今までと違う尻尾に違和感を感じているのか、今は絶えずフリフリして後肢に擦り付けてしまっているようなので、それが収まってきてくれたらいいなあと祈っています。
尻尾のことも心配ですが、それ以上に幸せで楽しい暮らしを送ってほしいと願います。ゾウの尻尾の先端をこれほどじっくり見たことはなく、勉強させてもらいました。その事には感謝してます。

ポール越しとはいえメスとの距離が近く、テンション高めのシーシュ(奥)が、とてもワイルドになっています。要領を得たら、上のチェーンに足をかけるのではないか?と思うほどです。

3月7日現在のタオの体重は855kg。最近のシーシュは4トン以上をキープしていますね。

タオの展示が再開された2025年3月13日(木)のゾウたちの様子です。

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