この度、8頭の赤ちゃんが生まれた、エゾタヌキのお父さんとお母さんです。
名前は、「ポコタ」と「ポロン」。
滝川市で保護され、この春、円山動物園にやって来ました。
並んでくれれば、どちらがオスかメスかはわかりやすいのですが、
決定的な見分けるポイントは・・・
今、お母さん「ポロン」の後ろ足の毛は、極力薄いです。おしりすらも・・
これは、おっぱいを飲ませる際に、毛が邪魔になるので、自分でむしったり、
擦れて抜けたりしたためだそう。
育児最優先と言う姿は、どの動物も胸をうたれます。
こちらは、お父さんの「ポコタ」。
全体の毛にまだらに黒毛が入っていて、今は、お尻~尻尾の毛が、ポロンより豊富に見えます。
日中、外でうろうろしているのは、ポロンの確率が高く、
その間、お父さんはひとりで8頭の面倒をよくみています。
最近は、子供たちも一緒に、外に出て来ることも、多くなったようですが・・
赤ちゃんのフンの仕方は、やっぱり、しっぽを上げて・・・
出たね・・・
その後、隠すこともなく、そのまま放置。
野生下では、一ヶ所に場所を決めてするという習性があるそうですが、飼育下ではどうでしょうね。
生後43日目、今朝の様子です。
朝から暑い朝、皆で巣穴の中で、ごろごろと寝ていました。
(あ、半目開けてる・・(* ̄m ̄))
白い毛の割合も日ごとに増してきたよう。
両足ともまっすぐに伸ばして寝ていました。
ぽんぽこ劇場 1
ぽんぽこ劇場 2
ぽんぽこ劇場 4
ぽんぽこ劇場 5
ぽんぽこ劇場 6
ぽんぽこ劇場 7
コメント
ともに多摩動物公園の話ですが、オオカミの母親も
出産間近になると、おっぱい周辺の体毛が抜けるようです。
知っている人は、それを見て・・・近いなと判断するみたい。
多摩のタヌキはため糞をしているのですが、
当然、近辺はニオイもあるので、そのニオイを憶えれば、
野生下でタヌキを探す場合、そのニオイを頼りにすると、
棲息しているかどうか、分かるようです。
だいぶ色合いもタヌキっぽくなってきましたね。
北二十四条さん
円山でもため糞をちゃんとしているそうです。
野生化だと、違うグループと共同のため糞場もあるそうです。