今年の7月は、本当に雨の多い月でした。
円山動物園の森の散策タイムも、荒天以外は、実施されています。
今回参加したのは、7月26日(日)。
やはりこの日も雨でした。
森に入れば、重なりあった葉が屋根代わりになるので、わずかな雨なら気になりません。
でも、しっかり降っていたら、傘は差していた方がいいです。
最初に登場してくるのが、このスギ林。
140年ほどの歴史があります。
大きくしなって、アーチを作っているのが、
雪の重みで曲がってしまい、そのまま生育している、ハルニレ。
雨音が響き、濡れた葉が揺れ、雨の森の雰囲気もいいものです。
森の中を流れる、円山川。
オオウバユリの満開時期には、少し遅過ぎました。(^▽^;)
まだ一部は、咲いていましたが、ほとんどは、実を付け始めていました。
花期は1週間程ですが、今年は、1週間もたなかったそうです。
初夏に咲いていた、オオハナウドはすっかり終わり、種がついています。
黄色い船を吊り下げたような花なので、「キツリフネ」という名前。
湿った場所を好む植物です。
ヨツバヒヨドリバナ。(同じところから、4つの葉が出ている)
トチノミ。
雨続きだと、立派なキノコもいっぱい。
我が家にも、たくさんあるこの花・・アザミに似たような花で何だろう?と思っていたら、
なんと「ゴボウ」でした。
どうりで、根が深くて、簡単には抜けないはずだ・・・(^▽^;)
あちこちに野生下しているので、「野良ゴボウ」などとも、呼ばれているとか。
雪どけ水や、雨水が貯まって出来ている池には、
アメンボ、オタマジャクシ、カエル、ミジンコなどを、見る事が出来ました。
カエルがたくさんいるため、ヘビたちが、匂いを嗅ぎ付け、よくやってくるそうです。
この時期なら、もっと虫がいてもいいのですが、雨のため、お休み状態。
虫さされも少ない、雨の森も、なかなかいいことに気づきました。
そして今回散策中に、森の木が、いきなりバキッと折れ、ザザザーッと倒れる瞬間に遭遇しました。
生まれてくるもの、終わるもの・・森が生きている鼓動を聞いた気がします。
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