円山動物園には、普段、一般の方は入れない、円山動物園の森のエリアがあります。
昨年4月から、土日祝日限定、人数制限の上、公開されるツアー「森の散策タイム」が始まり、
11月までに、1800人ほどが、参加されたそうです。
今年1月24日には、冬の動物園恒例、サンデーセミナーの一環で、
「スノーシューを履いて森を散策するツアー」が行われました。
スノーシュー初体験の私ですが、履き方は至って簡単。
つま先をしっかり入れたあと、矢印の3カ所のベルトを、引っ張って締めるだけです。
手軽に簡単に履けるスノーシュー=西洋かんじきですが、
手作りでも簡単にかんじきを作れるそうです。
コクワの蔓をカットして曲げ、縦長の円を作りワイヤーでしめ、靴を固定する紐を付けるだけ。
こんなシンプルな形だけで、雪面を歩き易くなるとは、ちょっと不思議な気もします。
(未体験なので、これも一度履いてみたい)
雪深い円山動物園の森に入ります。
道もないような状態ですので、好きに歩き回って、まずは、スノーシュー体験。
がに股、内股で歩くと、自分のスノーシューを踏んでしまうので、
まっすぐに足を運ぶのがポイント。
基本的に、バックは出来ない構造になってます。(Uターンをする)
キツネの足跡が、至る所に残されていました。
ハルニレのアーチの上に、雪が積もっています。
1月24日現在の、森の積雪量は、ほぼ50cm。
断面に、赤い水をスプレーすると、層があることがわかり、
積もる~融ける~積もるの様子が見て取れます。
温度を測ってみると、空気と触れる一番上の雪面は、0.5℃。
そこから10センチ下がると、ー1℃、さらに下がると、ー0.6℃。
土中になると、+1℃くらいになります。
雪結晶/粒子撮影装置を使って、雪を覗いてみると、
きれいな雪の結晶が見えました。
円山にもたくさんあるコブシの木には、すでに新芽が出ています。
大きくて白い芽は花芽。小さい芽は葉っぱになります。
ハリギリの芽、朴の木の芽。
ツルアジサイの芽、タラノキの芽。
ツルアジサイの花が枯れたままの状態で、ドライフラワーになっています。
ひとつひとつの壷みたいな部分の中に、種が入っていると思われます。
スノーシューを履いて、森の中を歩き、雪の積雪状態、結晶観察。
植物たちの様子を観察する、約1時間半のツアーでした。
コメント
こんにちは。
雪を楽しむツアーですね。
これは、私も参加してみたいです。
雪の積雪状態・結晶観察を見れるなんて・・・凄いわぁ
スノーシューでの雪上歩きの感覚はどんな具合ですか?
歩き方のコツはわかりましたが、
未体験なので興味津々ですww
自然、草木への観察力はさすがにMAYUさん!!
結晶を見る装置にも惹かれました
夏のツアーを体験したので、冬もたいけんしたかったです。
貴重な体験が出来て羨ましいですよ。
タラの芽、取って食べたいなあ。