ヤドリギ

街路樹を見上げながら散歩をしていると、
随分、ナナカマドの実も少なくなってきたことに気づきます。
野鳥たちの大切な食糧源です、春まで、なんとか頑張れそうかな？
そんなことを思いながら、引き続き歩いていると、不思議なもの発見。

この木は、街路樹のナナカマド。
ナナカマドは、落葉樹。なのに、青々と葉っぱがあるじゃないですか。
近づいて、よく見てみると、それは、ナナカマドとは全く違う葉っぱ。
そうです。ヤドリギなんです。
ヤドリギは寄生木とも書くように、落葉樹に寄生し、その幹の中に根を食い込ませて、
栄養や水分を横取りし、成長します。
ヤドリギの実を食べた鳥が、ここで糞をして、種を運んできたんですね。



大抵は、大木の上の方で見ることが多いので、こんなに間近で見た事は初めて。
竹とんぼのような、肉厚の葉っぱで、対生です。
海外ドラマなどでも、時々登場する「ヤドリギ」。
欧米では、「クリスマスにヤドリギの木の下でのキスはOK」とか、
「(クリスマスに)女性は(木の下で)Kissされること拒否すると翌年は結婚のチャンスがない」とか、
「幸福と長寿の予言」とか・・いろんな言い伝えがあるようです。
古代ヨーロッパでは、聖なるものとされていたようですね。
トイストーリーのラストにも、そんなシーンがありました。
いずれにしろ、ある程度の関係でないと、犯罪になり兼ねない気がしますが・・
一応この場所ね、とチェックを入れた、私でした。(笑)


四季折々の楽しみだけでなく、こんな楽しみもあった、街路樹でした。(^^)