ライオンの成長日記 131

朝早く来てみると、いつもと少し様子が違います。
下を心配そうに見つめるげんき。

同じくゆうきも、下を向いては、心配そうに見つめ、
時々、こちらに助けを求めるような不安げな顔を見せます。
リッキーとティモンだけが、一番下の段に下りて、こちらからは何も見えません。
一体、何が起きているのか？何もないのか？



そうしているうちに、ようやく、2頭とも、なんとか見える位置に移動してきました。
ティモンが、何か心を決めたように、リッキーに会いに行きます。
いつもの怒りの顔とは、確かに違う。
少し、躊躇しながらも、近づき、何か言おうとしてます。



でも、どうしても、上手く伝わらないのか、照れ隠しか、パンチをしてしまいました。
パンチも、いつもより優しめ。
どうしてわかってくれないの？的な感じ。
昨日の「チョンチョン」からも、何か確実に、心の変化が見られるティモン。



そのまま、しばらく近くで横たわるティモン。



雰囲気をやわらげようと、げんきがやってきます。






いつもなら、カチッときそうなところでも、ティモンは落ちついて見ています。



そのうち、寝てしまったげんき。



大きな背中で、どんな夢を見てるのかな？



ティモンも一緒に、うとうと・・・



それでも、やっぱり下に下りられず、眠れなかった、寂しいゆうきでした。
あんまり寂しくて、ちょっと泣いてしまうと、
一番に飛んでいったのは、お母さんではなく、げんきでした。
独り立ちには、まだ早いですが、それに大きく近づいて行く感じがする生後半年の節目。
子供の成長だけでなく、夫婦の心の成長にも目が離せません。