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ユキヒョウ物語 672



リアン

円山にたくさんいるカラスたちは、いよいよ食べ物が少なくなってきたのか、
落葉の中に紛れている、木の実などを必死に探しにきています。
今日は、ユキヒョウ舎近くに大集合していました。(^▽^;)
その様子を、高いところからじっと見ていたリアン。
ライオンとサーバルキャットだけは、午前中に収容されましたが、
トラ、ハイエナ、ユキヒョウは13時過ぎに収容。

いつも肉を食べる時は、リアンの事を思い、遠慮がちに食べているリーベ。
リーベが、最後の一切れを食べている時、先に食べ終わったリアンが、
リーベの肉をねだりに近づいてきました。
しかし今日のリーベは、おなかが空いていたようで、パンチこそはしませんでしたが、
とても恐い顔で、リアンに怒りました。
シュンとなったリアンは、小さくなって、そばで丸くなってしまいました。
そのうち、諦めてその場から離れたリアン。
そんなリアンを不憫に思ったのか、分け合う事を教えたかったのか、
肉を残し、隣の部屋に移動したリーベ。
結局リアンは、残った肉を完食したのでした。

リーベ

リーベだって食べなくちゃいけないから、今日はしっかり食べればいいのにとさえ思いましたが、
母親の部分が強いのですねえ。
隣の部屋から、食べているリアンを見ていたリーベでした。
リーベ=愛・・・いい名前を付けてもらいました。

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