ライオン日記 330

私が、ライオン舎前に訪れた時は、水場前のいつもの場所で、
2頭並んで寝ている姿。
少し離れた、リッキーがフンをする場所で、4羽くらいのカラスが
フンをつついている姿がありました。
2頭が寝ているので、他を回ろうと、ハイエナ～ユキヒョウ～サーバルを見て、
再びライオンに戻ってくると、
カラスを前足で押さえ、伏せているティモンと
ティモンに乗ってるリッキー。(夢中になってるティモンによく乗っかる(^_^;))
えーっ、この数分で何があったのか!?
追いかけてまでは狩らないと思うので、
寝ている傍にやってきたカラスを仕留めたのでしょう。
さすがにバタバタしたようで、水しぶきで地面は濡れ、ティモンの足は濡れていました。

そのあとすぐ、カラスをくわえ、反対側の草の中に持っていきます。

一部、カラスが映っていますので、興味のある方だけ御覧ください。
ティモンは食べているようにも見えますが、
お腹から裂いているだけで、ほとんど食べていなかったように見えました。
大半は、血液を舐めているようです。
肉がほとんど残っている状態で、その場を離れ水を飲み始めると、
今度は、リッキーがやってきて、ニオイチェック。
リッキーもまた場所を移動させ、コンクリート面で何やら味わっているようす。
リッキーがひとしきり味わった後、ティモンはリッキーに挨拶を交わし、
しばらく座っていました。
その時、まだ肉は少し残っていましたが、
他の動物を見て回って、再び戻ってきた時には、羽根と一部以外、ほとんど残っていないようでした。
野性のカラスを狩れるとは、まだまだ現役のティモン。
やるときは、やるんですね。
狩った獲物を分け合う、群れで暮らすライオンたちの、野性の証明。
ちなみに、上野動物園では、休園日には、生きたウサギを1羽あげているそうです。
先日、旭山動物園に行った際も、開園直前に、鳥を羽根付きの状態で給餌されていました。
(生きていたかどうかはわかりませんが)
いつも解凍された肉ばかりでなく、工夫されているということでしょう。

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