すのこを巡って ライオン夫婦

2016年3月10日(木)の旭山動物園です。
晴れたせいで、気温が少し上がり始め、旭川の最高気温は、1.3℃。
でも、動物園の場所は少し標高が高いせいか、温度計は、0.3~0.4℃を表示していました。
ライラ(オス)が19歳、レイラ(メス)が20歳の冬。
屋外に出ることが少なかったライラも、
この頃から、登場し始めたようです。
暖かくなり始めたといっても、まだ雪景色。
雪面の放飼場で休める場所といったら、すのこの上くらい。

この小さなすのこを巡ってのやりとりが、可笑しかったですね。
ライオン夫婦の、普段の生活では、どうも奥さんの方が強いようです。
すのこが、もっと大きければ、ゆったり出来るのに・・とも思えますが、
くっついて居られることで、ぬくもりも感じられることでしょう。
(屋外で展示される時間は、冬は短時間)
このすのこ、一部が欠けているのですが、
レイラは、広い方を狙っていましたね。
レイラは、横になることが出来ても、ライラは出来ない。(TOPの写真)
妻は強しです。

そんなライラも、4月14日で20歳になり、
レイラは、6月5日で21歳になります。
これからも、仲睦まじく、過ごしていって欲しいと思います。

3月10日(木)の様子です。
ちょっと強引なレイラ、ぼやきながらも譲る優しいライラ。
雪のないシーズンは、距離をおいて寝ているので、
冬ならではの光景だと思います。

2010年1月12日の、円山動物園の雌ライオン、ティモン、げんき、ゆうきの様子です。
定員2頭と思える木の台の上で、並んで休んでいた、げんきとゆうきの間に割り込んでいくティモン。
こんな楽しいやりとりも、群れで暮らすライオンたちの日常では、
よく見られるのかも。