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旭山動物園のもうじゅう館節目の春ライオン「イオ」のジャンプ


この春は、旭山動物園のもうじゅう館で暮らす動物たちにも節目の時。3月31日にはアムールトラのシンが茶臼山動物園に移動し、エゾヒグマのとんこは、4月29日にオープン予定の新施設へ引っ越しです。写真はもうじゅう館に暮らすライオンのオリト(オス/4歳)です。


1歳9ヶ月のイオ(メス/2020年6月3日生まれ)。昨年10月に旭山動物園に来園したばかりの頃は、これから寒くなる北海道の新しい環境に慣れるまで、しばらく時間がかかったようでしたが、慣れれば雪の上でごろごろしたりするくらいの元気の良さを見せてくれています。


オリトが来園したころは、隣のアムールトラとの間にコンパネがあったと思いますが、イオの時はコンパネなしですね。もちろん檻は二重になっているので、爪が届くことはないはずです。個体によって、微妙に対応が変わる感じも、観ていて興味深いです。おとなのアムールトラ「キリル」(オス)はイオに対してスルーなことが多く、イオも観察していることが多かったです。


年が近い2歳のアムールトラたちには、目が合うと応戦しているイオでした。


アムールトラのキリルとザリアの間に、2020年2月1日に生まれた「シン」「リキ」「メイ」は2歳となり、そろそろ独り立ちの時期。シンは3月31日に長野の茶臼山動物園へ移動していきました。


独りで放飼場に出てきたリキは、いつもと変わりなく隣のイオと交信をしていました。


ライオンの放飼場には、浮き珠とポリタンクがあり、オリトとイオはそれぞれ遊んでいるようでした。


イオは枝をかじったりする姿もよく見られます。適当な枝を見つけると、それを咥えて岩の上に飛び乗ってきます。


ネコが狭い所をうまく歩いているように、イオも狭いコーナーを曲がっていきます。雪が積もっていなければ、わざわざここを歩かないかもしれません。


イオは、飼育員さんや職員さんだけでなく、来園者にも反応することがあり、着いて行ったり、狙ったりしていました。テンションが高くなり、高くジャンプした瞬間もあります。まるでユキヒョウの子どもを見るような感じでした。やはり若い個体は動きの幅があって、とても面白いです。環境に慣れてきて、年齢も重ねてくると、そんなには見られない行動かな?と思います。

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