旭山動物園の冬期開園時間は、10時30分〜15時30分と短い上、ライオンの展示時間は不定期で基本は11時〜14時の間。子どもたちの姿を夢中で追っていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。2022年9月12日にイオが出産した3頭の赤ちゃんは全てメス。11月11日(金)の公開初日に初観覧し、今回は2回目の12月7日(水)の様子です。
園内はすっかり雪に覆われており、もうじゅう館のあちらこちらは、落雪したり滑りやすくなるため、立入禁止エリアがロープで仕切られていました。
例年、ライオン舎横の1~2階を繋ぐ通路(スロープと階段)はどちらも閉鎖されているのですが、今年はライオン家族が大人気展示になっているからでしょうか、階段側だけは開放されていました。観る側にとっては、とても有り難い事ですが、毎日の除雪作業はとても大変な事かと思います。除雪されていても、滑りやすい事には変わりないので、慌てず充分に気をつける必要があります。
ライオンは寒さが苦手な動物なので、寒い旭川の気温は大丈夫?と心配してしまいそうですが、そこは若い両親と、元気いっぱいの子どもたちですから、登場するやテンション高めに走り回っていました。思えば24時間中の21時間くらいを暖かい屋内で過しているわけですから、屋外に出られる3時間は、開放感もあり、駆け回りたくて仕方ない時間なのかもしれません。
イトのお尻を噛むフウ。遊びながら、すでにハンティングの練習は始まっています。
フウの首の後ろを噛むレイ。結構ガッツリ噛んで引っ張っています。
テンション高いレイ(手前)とイト(奥)。立ち上がったり、ジャンプしたり。こういう立ち姿を見ると、ホワッツマイケルを思い出して、吹きます。
ホッキョクグマ、ユキヒョウなどに比べれば、ライオンは毛足が短そうなのですが、それなりにみっちりと毛が生えているので、動き回っていれば寒さなんてへっちゃらかな。
左から、フウ、レイ、イト。生後2ヶ月の終わりで、まだまだ小さく赤ちゃんっぽいですが、ひと月で確実に成長し大きくなっています。
イオは冷たい岩の上に座っている時も、隣のトラたちへの警戒を止めません。屋外に出ている時間は、ほぼ昼寝なしです。
この板の向こうにはどんな世界がある?隠されると余計に気になるし、親のマネもしたい子どもたち。写真はイトですが、フウもレイも登ろうとしていました。そのうち背伸びすれば見えてしまうので、こんな可愛らしい姿は今だけです。破壊されすぎて、板もいずれ撤去されるかもしれませんね。
フウは、よく物陰に隠れて、イオ、レイ、イトに仕掛けていました。この遊びにハマっているようです。
レイは檻の縁を歩いていました。出産前のイオも、ここを歩いていたことがありました。ネコたちはこういう場所を歩きたくなりますね。
おっと危ない。落ちそうな先にあったのは浮き玉。もう完全に猫。
飼育員さんが館内に入った音が聞こえてきたのでしょうか。一斉に扉前に集合する親子。オリトはいち早く入りたいので、扉前にスタンバイします。(左から、イト、レイ、フウ)
オリトとイオだけの時は、オリトに先を譲っていたイオですが、今は子どもたちを守るという使命のもと、揉める夫婦。結局は、オリトが先に入ります。
オリトが収容された後、ゆっくり母子も収容されました。最後に入るフウ。周囲を見渡してから入室する姿は堂々としています。もっと遊びたかったのかな。春になったら、もっと外に出られるよ。
先に入ったオリトですが、独り再登場です。オリトは母子たちの行動に比べ、すのこの上で休んでいる時間が長く、同居して間もない頃に比べると、子どもたちとの絡みも少なめに思いました。子どもたちは、姉妹で遊ぶのが楽しくて仕方ないのかもしれません。
14時を過ぎると冷え込みも厳しく、雪も強まってきました。オリトはただじっと時間が過ぎるのを待っていました。
2022年12月7日(水)のライオン登場から収容までの様子です。
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