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旭山動物園のホッキョクグマ「ゆめ」王子動物園への移動が発表される

(ホッキョクグマ ゆめ(メス/1歳11ヶ月) 旭山動物園 2023年11月16日(木))
旭山動物園のホッキョクグマ「ゆめ」が、2023年12月1日に神戸市立王子動物園へ移動することが発表されました。①旭山動物園で次の繁殖を目指すことと、②ホッキョクグマの子育て期間が約2年であることが、他園へ移動する理由とされています。ゆめの展示は11月30日(木)まで、ちょうど2週間前の発表でした。
旭山動物園HP しいくにゅーす ホッキョクグマの「ゆめ」が12月1日に移動します

発表のあった11月16日(木)は、ちょうど旭山動物園に訪問しておりました。平日ということもあってか、とても空いており、ゆったりとゆめに会うことが出来ました。ゆめの誕生日は2021年12月10日。来月で2歳になります。プールにあるたくさんのおもちゃで遊んだり、走り回ったりと、相変わらず活発でした。

ゆめが12月1日に向かう場所は、兵庫県の神戸市立王子動物園。現在、国内最高齢のホッキョクグマ「ミユキ」(メス/32歳)が1頭で暮らしている場所です。屋外放飼場は広く、大きなプール、人工降雪機も完備された施設です。ゆめが入居となれば、ミユキと同居することはないと思いますが、国内最高齢と最年少が同じ空間を共有するということになりますね。

ミユキの誕生日は1990年11月30日。今月末で33歳になります。今年3月に実施された手術も乗り越え、穏やかな生活を送っているようです。屋外放飼場は1つしかなく、ゆめが来園することで、必然的にミユキの出舎時間が少なりそうですが、引き続き負担少なく穏やかに暮らしていってほしいなあと願います。
王子動物園HP スタッフブログ ミユキ(ホッキョクグマ)の臍ヘルニアの手術について

1歳11ヶ月のゆめは、身体能力も高く、とても活発。

最近では、岩場に駆け上がって乗っかり、立ち上がるようになりましたね。どこまでも上を目指しているゆめです。今日は観られませんでしたが、2週間前の訪問時(11月2日)には、放飼場隅にある隙間を自由に出入りしていましたし、授乳も継続中です。

今日は、おもちゃを2個以上抱えてプール遊びをし、冬期から13時30分に実施されている「もぐもぐタイム」では、何度も飛び込んで魚を食べていました。
ゆめの両親はホクト(父)とピリカ(母)。ピリカの両親デナリとララにとっての初孫です。
ゆめにも繁殖を目指すチャンスが訪れるよう、ホッキョクグマ界の未来が明るいよう願っています。

10月?に設置された西門の大きなゆめのパネル。「ようこそ旭山動物園へ!!」

ゆめが生後5ヶ月、プールデビューしたばかりで楽しくてしょうがなかった頃の写真ですね。

ゆめの母「ピリカ」です。ゆめがある程度生育してからは、あまりベッタリすることなく、互いを尊重するような適度な距離感を持ち、さりげない優しさを見せていました。

ピリカ(メス/17歳/2005年12月15日生まれ)は次の繁殖を目指すようです。

(ホッキョクグマ ホクト(オス/22歳) 札幌市円山動物園 2023年11月15日(水))
公式発表ではピリカの繁殖相手については触れられていませんが、現在円山動物園にいるホクト(オス/22歳/2000年12月8日生まれ)ではないかな?と思われます。となると、円山生活がカウントダウンとなり、円山にとってはちょっぴり寂しい冬になってしまいそう。

夏期開園まで掲示されていた「ホクトが移動しました」の掲示が、今日はなくなっていました。


「旭山でホッキョクグマの子どもが無事に育つのは40年ぶりです」のゆめは掲示継続中です。

現在の個体紹介パネル。

隣の放飼場(カプセル側)に、今日は午後から登場していたルル(メス/28歳)は、ララと双子の姉妹。11月20日が誕生日なので、早めのおめでとうを言ってきました。写真はプールから上がった直後、壁にスリスリしているルルです。
出産のためにお籠りをしたり、移動したりと、ホッキョクグマ界の冬は話題がつきませんね。

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コメント

  1. ぼの より:

    驚きました。。。が、王子の放飼場にゆめちゃんが遊ぶ姿が見られるとは嬉しい限りです。みゆきさんを長生きさせてくれているスタッフさんです。きっとゆめちゃんも大切に預かってくれることでしょう。ユッコ先輩も待ってくれていますしね。

    • MAYU MAYU より:

      あのガラス越しに会えた、小さな赤ちゃん時代のゆめの姿は
      きっとずっと忘れないと思うくらい、可愛かったです。
      ゆめの先にも続く未来を想像すると、楽しみですね。

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