昨年(2019年)秋に行われた 『アジアゾウにかぼちゃをプレゼント』の様子です。夏は氷やスイカ、秋はかぼちゃが登場することが多い、動物園のイベントですね。円山動物園には、オス1頭、メス3頭のアジアゾウがいて、年齢も違い、群れの生活の中で見る関係性や個性を知ることが出来そうです。
この日は、ナウマンゾウ化石発見50周年記念事業として、円山動物園でトークイベントや、ゾウたちにかぼちゃの給餌が行われました。ゾウのフンで作った堆肥を小学校などへ提供し、その堆肥で栽培されたかぼちゃをゾウにプレゼントするという「かぼちゃプロジェクト」でした。
当日参加した人の中から、希望者数名が選ばれ、屋内放飼場にかぼちゃが用意されました。屋外にいたメスのゾウ3頭が、屋内に入ってきます。
メス3頭の関係は、シュティン(28歳)とニャイン(6歳)が親子で、パール(16歳)とは血縁なしです。シュティンが一番の年長者であり、リーダー的存在。
一番に入ってきたのはパール(右)。次に入ってきたのはニャイン(左)。
遅れて入ってきたシュティンは、先にパールが食べていたことが気に入らなかったようです。パールを蹴ったりして、外に追い出してしまいます。パールも賢い個体なので、かぼちゃを確保しているあたり、うまく立ち振る舞っているようにも見えます。群れで暮らす動物たちは、いろいろありますね。
2019年9月20日(金)に撮影したものです。
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