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ヒトコブラクダのロールくん 口から出たモノ


姫路市立動物園のヒトコブラクダ、オスのロールくんです。今まで、いろいろな所でラクダを見たり、その昔ラクダに乗ったりもしましたが、一度も見たことがない事に遭遇し、かなり驚きました。


姫路市立動物園は、姫路城のある姫路公園内にあり、ヒトコブラクダのロールくんの背景には、ドドーンと姫路城が見えます。姫路城は、国宝であり、重要文化財であり、世界文化遺産でもあります。平日のこの日、開園時間に入園すると、園内には来園者はほとんどおらず、たまに職員の姿を見かけるくらい。時間の都合上、半日しか滞在出来ないので、多くをホッキョクグマ舎周辺で過ごしていました。


聞こえてくるのは、ホッキョクグマのホクトの息遣いとコンクリートの上を歩く爪の音、遠くから鳥やエリマキキツネザルの賑やかな声。ひたすら歩くホクトの写真を撮りたくて、細かい網を抜くことに集中していたところ、背後から奇妙な音が聞こえてきたので、振り向くと・・・


え、え〜っ、ロールくんの口から何か出てる。いやまずい、これは通報レベルなのか?と思ったら、


するする〜っと引っ込めました。あれ?特に体調悪そうでもないし、しばらく見ていても、割と何度も出たり、引っ込めたりします。これがいつものことなら、きっと解説があるはずだと人止め柵を確認したら、やはり解説がありました。


興奮すると、柔らかい口蓋部分が膨らんで、ペロンと外に出る(出す)ようです。興奮?周囲に興奮する要素が見られず、私の立ち位置などが、何か気に障っているのか、ちょっと心配になってきた所に、飼育員さんが歩いて来られたので伺ってみました。「お客さんに怒っているのではないと思う」ということで、ちょっと安心。引き続き観察していると、遠くから動物の声が聞こえてきたり、賑やかな女性たちの高い声が近づいてきたり、親子連れの賑やかな声が近づいてきたりすると、その行動を見せていました。初めて見る人たちは、皆一様に驚いています。もしかして、その反応を楽しんでる?
これはオスに見られる行動だそうで、繁殖期にはメスへのアピールにもなっているそうです。口蓋を出す際、唾液も飛びますので、風の強い日は注意が必要かもしれません。


お昼を過ぎた頃には、気持ちよさそうに寝ていたロールくんでした。

そんなロールくんが口蓋を出すところです。
(2020年2月17日撮影)

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