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【円山エレファント】砂山で遊ぶアジアゾウたち

(Tao the Asian Elephant, female 10 months old, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.06.27)
屋外メイン放飼場にいくつかの砂山が現れた6月下旬。アジアゾウたちの普段見られないような、楽しい行動がいくつか見ることが出来ました。

ゾウ舎の屋内・屋外放飼場にはたっぷりの砂が敷き詰められています。毎日の清掃などで少しずつ減ったり、糞尿などで踏み固められたりする砂を、定期的に入れ替えされていますが、一度にゾウ舎全ての場所の入れ替えは出来ないため、順次場所を変えて、各所の砂入れが行われています。
ゾウたちは砂の上で寝たり、生活の中で砂浴びをしながら暮らす生き物なので、砂の質(粒子)にもこだわって使われています。
今回の砂入れ作業期間は、2024年6月24日(月)〜7月1日(月)でした。(作業休日も含む)

今まで一部の屋内に敷き詰められていた砂が、屋外に運び出され、砂山が3つほど出来上がりました。砂山があるのは一時的で、砂の多くはゾウ舎外へ運び出されてしまいます。

一時的に現れた砂山に登って遊ぶ、ニャイン(メス/11歳)とタオ(メス/10ヶ月)。

斜面をすべり降りたり登ったり、楽しそうです。ニャインはいつもタオのペースに合わせて遊んであげているのが印象的です。タオはニャインがしてくれた同じことを、ニャインの子どもにしてあげることが出来るのか?そしてそれを私は見ることが出来るのか?様々想像しながら、楽しい2頭の様子を眺めていました。

違う砂山に移動すると、シュティン(左/メス/33歳)、タオ(中)、ニャイン(右)が砂山山頂で並びました。とても貴重な瞬間でした。

さらには、あまり見ることがないシュティンの昼寝風景も見ることが出来ました。
ゾウは自身の体が大きく、長時間同じ姿勢で寝ていると、自分の重みで内臓に負担をかけてしまうため、短い睡眠を繰り返すといいます。斜面で横になった方が、起き上がる時も楽そうですね。
積み上げたばかりの砂山の柔らかさも気持ちよかったのでは?と思います。

普段はあまり見られない、シュティンの足裏です。いつもトレーニングできれいにしてもらっている足裏です。

ニャインが砂山でうたた寝を始めると、またもやタオのイタズラが始まりました。

まさか、ニャインの顔の上を滑っていくとは!!ゾウがここまで大胆な遊びをするとは思いませんでした。そして、それをさせてあげている、血の繋がらないニャインの優しさ、責任感には驚かされます。

ブレーメンの音楽隊。

砂山で楽しんでいたアジアゾウたちの様子です。(主に2024年6月27日の映像)

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