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【円山エレファント】タオの屋外メイン放飼場デビュー

(Asian elephants, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.04.13)
2024年4月8日(月)~12日(金)の休園期間が終わり、5日ぶりに円山動物園に訪問した4月13日(土)。放飼場の一面にあった雪はほとんど溶けてしまい、そこにアジアゾウのメス4頭が揃って出ていました。タオ(メス)が生まれたのは2023年8月19日。まさかその7ヶ月後に4頭で屋外メインで過ごしているなど、想像もしていませんでした。
(TOP写真は、左からシュティン(メス/32歳)、パール(メス/20歳)、タオ(メス/7ヶ月)、ニャイン(メス/10歳))

朝は屋内の清掃が行われており、その時間は扉が閉鎖されているので、屋外で4頭で過ごす様子が見られる可能性が高いです(天候などによって左右される)。休園前までは、一面に雪が積もっていましたが、休園期間が明けると、雪はほぼ溶けていました。それにはシュティンとニャインの働きが大きかったようです。
休園期間中に、まずはシュティンとニャインだけで屋外メイン放飼場で過ごしてもらい、あちこち歩き回ってもらうことで、雪解けを早めてもらったそうなのです。

2024年4月11日(木) パールとタオだけで、屋外メイン放飼場デビュー
2024年4月12日(金) 屋外メイン放飼場で初めての4頭同居
2024年4月13日(土) 屋外メイン放飼場4頭同居、初公開
2024年4月14日(日) 屋外メイン放飼場4頭同居、3日目。14日の夜も4頭同居(初めて人の監視なしで過ごす)

4月13日(土)からは屋外サブ放飼場前も観覧可能となり、(屋外に出ていれば)シーシュ(オス/15歳)にも会えるようになりました。

屋外にもプールがあり、今はタオがいつ入ってもいいように、タオのサイズに合わせた浅い水位(頭が出る水位)になっています。電気柵の棒に、今年は自然木が使われ、よりナチュラルな見た目にリニューアルされていました。

ちなみに昨年までの電気柵は、白い棒でした。

タオ(メス/7ヶ月)は、プールが気になるようで、時々近づいて覗き込んでいましたが、今のところはそこでストップです。この調子なら、夏までにはデビューが見られるかもしれませんね。

放飼場の中ではシンボルツリーのギンヨウカエデの幹にも、電線が巻き付けてあります。電線がなければ、今頃は姿もなくゾウに食べられていることでしょう。タオは電線の辺りを触ったようですが、無反応なところを見ると、感電しなかったか、電線じゃないところを触ったのでしょう。

つい数日前まで雪解け水が溜まっていた場所は、休園中に掘り起こされ、雪解け水もない状態になっていました。

新鮮で、楽しい毎日を送るタオ。

「大きくなったね〜」とリピーター(来園者)の声がよく聞こえてきます。こんな広い場所で、独り行動を取る様子を見ると、とてもたくましく見えます。

でも、隙間からシーシュ(タオの父)の鼻先が見えた時には、警戒して後退りし、しばらくビビっていた、可愛らしいタオでした。

2024年4月13日(土)、14日(日)の屋外メイン放飼場4頭同居の様子です。

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