(アジアゾウ ニャイン(左)タオ(中)パール(右) 札幌市円山動物園 2023年11月21日(火))
2023年8月19日に誕生したアジアゾウのメスの赤ちゃんは「タオ」と名付けられ、パールお母さんとのあったか親子風景が大人気となっていますが、さらに新しい段階へ向かおうとしています。血縁関係のないニャイン(メス/10歳)と3頭で過ごす、同居訓練が進められているのです。
同居訓練中に、何度も観られた「タオサンド」です(笑)。
野生下のゾウは、血縁のあるメスたちが群れを作り、群れの中で子育てが行われています。オスの仔は成長すると群れから離れ、単独になったり、小さなグループを作ることもあるそう。繁殖の時だけオスとメスが合流するという生活です。
円山動物園のメス象の場合、パールと、シュティン(母)&ニャイン(娘)に血縁はありませんが、パールとニャインとの関係性は以前から良好ということで、3頭同居の訓練が進められています。
非公開の中、初めて訓練が行われたのは10月25日。それから何度か訓練が続けられ、11月20日(月)には、その様子が一般公開されました。
11月20日(月)は午後から同居訓練
11月21日(火)は11時頃から16時頃までの同居訓練
飼育下でも、より自然に近い環境で子育てをするゾウの姿を観られる、貴重な機会でした。
パールにとっても、タオにとっても、これから母になるかもしれないニャインにとっても、とても大切な時間でしょうね。安全に、楽しく、進められるよう、願っています。
休園明けから「仔ゾウNEWS」から「まるやまゾウNEWS」に変わり、日々内容が更新されています。
タオの体重は11月17日現在268kg。300kgも間近ですね。
2023年11月21日(火)の3頭同居の様子です。
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