(Tao the Asian Elephant, female 1 year old , Sapporo Maruyama Zoo, 2024.10.26)
「え?お母さんは?」
こんな風景は初めて見たかも・・。シンボルツリーのギンヨウカエデの葉は黄変し、円山は秋色。広い放飼場にタオだけがポツンと立っています。ここだけを見た人は、少し驚いてしまうかもしれません。
シュティン・ニャイン親子と場所交替の時間になり、タオがメイン放飼場にやってきました。幼い頃はパールお母さんの後ろについたり、一緒に移動していたものですが、今では独りでスタスタとやってきます。タオは後ろからお母さんがついてくると思っていたのでしょうが、なかなかやってきませんでした。それでポツンと独りだけの時間がうまれたわけです。しばらくして、慌ててお母さんのところに戻っていったタオでした。
10月21日(月)~25日(金)の5日間は、ゾウの準間接飼育の専門家アラン氏に来日していただき、研修が行われていたとのこと。
研修期間中には、メス4頭同居や・・
シュティン(メス/左)とシーシュ(オス/右)の同居も行われていました。(いずれも短時間だけ)
現在の時点では、シュティンとパールの相性があまり良くないと判断され、タオの安全を最優先するためにも、しばらくシュティンとパールは離す方針となったようです。
タオが誕生したきっかけで、4頭で過ごす環境が一時的でも叶ったことは大きな成果でしょうし、今後もどう変化していくのはわかりません。ゾウたちの暮らしぶりを楽しみにしたいと思います。
2024年10月17日現在のタオの体重は680kg。
すくすく成長中です。
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コメント
デリケートな動物達の環境作りも大変ですね。
飼育員さんには頭が下がります