札幌市円山動物園で夏に撮影したタイタンビカスの花です。アメリカフヨウとモミジアオイを交配して作られた園芸品種で、とても大きな花です。北海道札幌市内でも地植えのまま冬を越せる耐寒性もあり、成長するにつれ大人の身長よりも高くなるという存在感抜群の植物。2017年にたくさんの苗木を寄贈された円山動物園では、夏から初秋の頃まで園内各所で花を見ることが出来ていました。
しかし気づけば、消えていたタイタンビカス!どうしたのでしょう?
園内の類人猿館前、爬虫類館前、キリン館近くに植えられていたタイタンビカスのうち、類人猿館前のタイタンビカスは、新館建設の工事のため、正門横に移植されていました。(2020年)
そのため円山動物園の外でも見られるようになっていました。円山公園を散歩したりジョギングをしていた人たちの癒やしにもなっていたと思います。
小さかった苗木から5年たった2022年9月は、最も花盛りだったと思います。2メートル前後の高さがあったと思います。
気温も低くなり始める10月。花は大きく開かなくなり、花数も減ってきました。今年もそろそろ終わりで、地上部を刈り取られるのも、近くなってきたころ。
あれっ!!驚いたのは動物園の休園期間中のこと。地上部はもちろんのこと、もう根こそぎなくなっています。
休園期間が明け、園内の別なタイタンビカスの植えられている場所を見に行っても、ここにもなし。どうやら園内全てのタイタンビカスが、諸事情により、休園中に動物園外の別な某所に移されたとのことです。
毎年楽しみにしていた者としては、ちょっと残念なのですが、また某所で皆さんを楽しませていくことでしょう。成長していく過程を見たかったなあ。
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