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シロテテナガザル親子 赤ちゃんと共に屋外へ登場~家族の紹介

(Lar Gibbon , mother & son, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.05.20)
円山動物園で2024年1月27日(土)に誕生した、シロテテナガザルのオスの赤ちゃんが、家族と共に屋外放飼場へ登場し始めました。現在シロテテナガザル舎のある熱帯雨林館内は閉鎖されており、屋外放飼場周囲にも広く観覧規制がされているので、タイミングが合えば遠くから見られるという状態です。オスの赤ちゃんは生後3ヶ月、あと一週間で生後4ヶ月になります。顔周りの白い毛も伸びていて、シロテテナガザルらしい姿になっていますね。コタロー(父)とラーチャ(母)にとって3頭目の赤ちゃんとなりますが、今回も黒毛の子でした。

現在のシロテテナガザル屋外放飼場です。広く観覧規制が取られており、熱帯雨林館も閉鎖されています。コツメカワウソたちが観覧出来ない状態が続いています。

私が今日初めて顔を見ることが出来た、オスの赤ちゃんです。(愛称はまだありません)
ラーチャお母さん(推定22歳)のお腹にしがみついた状態で、あっちへこっちへと移動していました。

コタロー(左19歳)が毛繕いをしてもらいにラーチャに近づいてきました。

ローラ(右/姉2歳)もやってきて、家族4頭が揃いました。

おっぱいを飲んでいる赤ちゃん(弟)と、指を咥えているローラ(姉)。
ローラは人工哺育で育てられた期間があり、指を咥える仕草が時折見られるのは、その名残かと思われます。

シロテテナガザル一家の紹介です。

コタロー(オス)
2004年10月26日 旭山動物園生まれ(父クロベー 母シラコ)
2012年6月6日  円山動物園に来園(モンキーハウスで暮らす)
2013年8月 類人猿館へ移動
2014年10月2日 西山動物園よりアイ(メス)来園
2016年10月4日 アイとの間に第1子そら(オス)誕生
2020年8月5日 熱帯雨林館へ単身移動
2020年10月12日 アイ→市川市動植物園、そら→東武動物公園へ転園
2020年10月14日 市川市動植物園からラーチャ来園
2021年7月4日 ラーチャとの間に第1子ローラ(メス)誕生→11日後から人工哺育に切り替え
2021年12月8日 ローラと親子同居がスタート
2023年5月22日 ラーチャとの間に第2子(メス)誕生→2023年6月15日に死亡
2024年1月27日 ラーチャとの間に第3子(オス)誕生

ラーチャ (メス)
2003年10月 警察に保護され市川市動植物園が受ける
2020年10月14日 円山動物園に移動 コタローと同居
2021年7月4日 ローラ(メス)出産→11日後から人工哺育に切り替え
2021年12月8日 ローラと親子同居再開
2023年5月22日  赤ちゃん(メス)出産→2023年6月16日に死亡
2024年1月27日 赤ちゃん(オス)出産

ローラ (メス)
2021年7月4日 円山動物園生まれ(父コタロー 母ラーチャ)生後11日から人工哺育で育てられる
2021年12月8日 両親との同居が再開される

こちらはコタローとラーチャとの第2子目の赤ちゃん(メス)。生後26日で亡くなりました。

ラーチャは幼い頃にペットとして密輸され、警察に保護されたという経緯があり、過去の出産時にも育児がうまく継続出来なかったそう。現在は飼育員さんによる介添え哺育も行われており、それらのことから熱帯雨林館内の閉鎖期間が長くなっています。赤ちゃんの無事生育と、安心して4頭家族の風景が観られる日がくることを願って。

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