(ライオン クレイ(オス/生後5ヶ月) とべ動物園 2022年10月16日)
2023年10月11日(水)に、とべ動物園から円山動物園に無事到着した、ライオンのクレイ(オス/1歳5ヶ月)は、現在カバ・ライオン館の屋内で円山生活スタイルに慣れてもらっている最中。しばらく館内の一部が閉鎖され、クレイは非展示になっています。隣に暮らすブチハイエナのカミは屋外扉が開放されているので、屋外に出ている時だけ観られます。というわけで、円山でのクレイの姿はまだ観ておらず、写真はとべ時代の幼いクレイです。
カバ・ライオン館のカバ側(西)から見た景色。サバンナストリートにあるミズナラの木やポプラ、背景の円山の木々が色づいてきたのがわかります。
カバ側(西)からは入館出来ますが、エランド前まで来ると、立入禁止のコーンが置かれています。この先の階段またはエレベーターを上がると、クレイのいるライオン屋内展示場になります。
カバ・ライオン館のライオン側(東)から見た様子。出入り口は閉鎖されているため、こちらからは入館出来ません。
バーに付けられた閉鎖中のお知らせ。このお知らせを見て、ライオンの来園を知る人も多い。
クレイは、愛媛のとべ動物園を2023年10月9日(月)の早朝出発し、陸路+航路で10月11日(水)の早朝に苫小牧〜さらに陸路で札幌に向かい円山動物園に到着したのは午前。カバライオン館に入館し、シュートは比較的スムーズに前進し、この屋内展示場にようやくたどり着いたのです。2泊3日の間、いろいろ揺れながら、やっと着いたよ〜!なところで・・・
ふと目に入った、お隣さんの姿。ブチハイエナのカミ(オス/14歳)です。
カミにとっても、周囲でざわつく様子や、新入りさんの姿に落ち着かないはず。
クレイはカミの姿を見るや、ビビってしまい、
エランド側の高いエリアに上がり、しばらく降りて来ない状態になったそうです。(写真はリッキー)
その後少し落ち着いたら、下にも降りたり、水を飲んだり、あちこち探検したりしたそうですが・・
ハイエナ側の部屋には、警戒しているのか入っていないそうです。初めての施設なので、少しパニクったかもしれませんね。ハイエナとの距離も少しあるので、冷静になれば大丈夫だと理解出来ると思います。
カミも今はクレイのことが気になるのか、屋内時間長めかもしれません。
環境の激変に、少しナーバスになっているのか、道中から到着後(10月12日)もまだ肉を食べていないそうです。確かに円山動物園のSNSに投稿された動画の中でも、水は飲んでいますが、すぐ横の鶏肉は放置されたままです。
今朝は、飼育員さんが屋外からシュートを通り、寝室に新しい肉を置きに行っていました。到着してまだ時間も浅く、クレイの部屋移動もままならないようです。
過去のネコ科たち来園時の反応を思い出すと・・
箱から出ません、肉も食べませんと、数日間、置物のようになっていたユキヒョウのシジム。
影に隠れて、死んだフリ状態になった、サーバルキャットのケビン。
到着するや、飼育員さんからトングで肉をもらい、平然とパクパク食べたアムールトラのトート。
警戒心強めが多いと思いきや、トートのような個体もいるので、やはりそれぞれの個性だなあと思います。さて、クレイはどんな個性を見せてくれるのでしょうか。
落ち着いて公開が始まったら、ちょっと大きくなったクレイに会うのを楽しみにしています。
クレイは2022年5月5日生まれ。11月に来園予定のイトは2022年9月12日生まれ。
クレイの方が4ヶ月お兄さんになりますが、今の2頭は同じくらいの体重だそうです。顔も少し似ている感じもあるので、並んだら兄妹みたいに見えるかもしれませんね。
2頭ともこれから大きくなっていくので、成長も楽しみです。
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