エゾヒグマの大(ダイ/オス/12歳)が通称「背こすり」に余念がありません。そんなに長時間観察しているわけではないのですが、かなり高い確率でダイの背こすりを見る事ができます。ある時は食べている最中でも背こすりしている時があります。エゾヒグマやホッキョクグマなど、大型のクマが立ち上がる姿は、やはり迫力があります。
この日はサブ放飼場が開放されていたようで、メインとサブとを往来していたダイ。サブ放飼場の壁の至るところにダイのニオイをつけまくりです。
ヒグマの繁殖期は5月〜7月と言われています。背こすりは縄張り主張のためのマーキングや、メスへのアピールの意味合いがあるようです。この時期特有のニオイもあるようで、ヒグマのいる山の中はプンプンなのでしょう(笑)。
野生下のこの時期は、そうしたメスを求めるオスから逃れるように、子連れのメスが市街地に出没してしまったり、独り立ちしたばかりの若いオスがふらふらと市街地に出没してしまうこともあるようです。クマの暮らしもそれぞれの立場で、いろいろ大変そうです。
屋内ではわりと近くで過ごしているダイととわですが、どんな気持ちで過ごしているのでしょうね?
普段あまり見ることがないサブ放飼場にいるダイの姿を見て、切なき恋ごころを想像してしまいました。
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