スポンサーリンク

オランウータンとボルネオの森 スコールタイムを体験

(Reito the Bornean Orangutan, male 4 years old, Sapporo Maruyama Zoo, 2024.05.28)
札幌市円山動物園の新施設「オランウータンとボルネオの森」が2024年5月21日(火)にオープンしてから1週間になりました。屋外施設とは違う設備なので、今まで見たことがないオランウータンの行動を発見することも出来、楽しませてもらっています。今回の施設では、館内にスコールが降る時間があるのですが、
スコールが降ってきた時、オランウータンたちはどうするのでしょう?空いている日を狙い、スコールタイムを体験するべく時間に合わせて入館してきました。
※2024年7月1日(月)よりスコールタイムは12時→14時に変更されます

館内の観覧エリアにはたくさんの植物が植えられており、ボルネオの熱帯雨林のイメージを再現されています。好天の日のオランウータンたちは屋外に出ていますので、敢えて逆の肌寒い日に行くと、スコール時間(正午)の屋内展示のようすを見ることが出来ます。

スコールが降る12時(正午)が近くなると、館内に数人の職員さんが現れ、スコールタイムのアナウンスがありました。ちょうどガラス際で座っていたレンボー(メス/25歳)は、飼育員さんの姿を目で追っています。
今までの彼らを見ると、屋外で雨が降り始めると、濡れたくないのか屋内に退避していたという印象ですが、天井からスコールが降ったらどうなるのでしょう?

スマホの時間をみていると、12時の1〜2秒前からスコールが降り始めました。
館内で傘を差すのはNGで、合羽はOKとのことで、濡れても平気という人は承知の上歩いても構いません。

天井部分数カ所に設置されているノズルから、水が勢いよく噴射されています。すべて観覧エリアに向けてです。オランウータンたちが過ごしているエリアは避けられています。
スコールタイムは45秒よりは若干長めのようですが、1分はきっていました。水はピタリとは止まらないので、しばらくノズルから出る時間もあり、葉からの雫もありで、数分はポタリポタリとしているでしょう。

ガラス際にいたレンボーはスコールタイムの間に、中央のハンモックに移動していました。レイトは高いところを気ままに移動中。慣れていることもあり、全く気にするようすもありませんでした。

「オランウータンたちの頭上に、スコールは降らないので、ずぶ濡れになることはありません」

「オランウータンは雨に濡れるのが嫌い」という思い込みを払拭させられたのが、旭山動物園のオランウータンたち。小雨が降っているにもかかわらず、高い場所のしかも滑りやすそうな面でも平気で渡っていました。見ている方がヒヤヒヤしてしまった記憶がありますが、少しくらいの雨なら平気な個体もいるということですね。

同じ日、すぐ隣のシロテテナガザルたちも、小雨降る中であちこち動き回っていました。所変われば展示のコンセプトも違うもので、動物の個体差も感じる事が出来るので、いろいろな動物園めぐりの楽しいところでもあります。

↓関連記事はこちら↓

コメント

おすすめの書籍


       

       

タイトルとURLをコピーしました