まだまだ雪景色が広がる2月の札幌。今年は2月中旬にも関わらず二桁気温になるという異例の暖かさ。これからは「異例」ではなくなってくるかもしれないと思うと、5年、10年先さえも心配になってきます。北海道の例年ならこの時期に、オランウータンたちは屋内で過ごしているのが通例ですが、レンボー(母/25歳)とレイト(写真/息子/4歳)が屋外放飼場に出ていました。札幌の最高気温が13.9℃まで上昇したのです。
新施設建設のため、2021年7月から非展示となっていたレンボーとレイトとは、時々ガイドで顔を見ていただけでしたので、ガラス越しに見る姿は2年7か月ぶりです。
新施設は、旧類人猿館の屋内施設部分を取り壊し、2023年10月末に新築・完成した屋内施設です。新施設に伴い、新しい名称は「オランウータンとボルネオの森」になりました。
オープンは2024年春の予定ですが、まだ日程の発表はありません。
屋外放飼場については、従来のまま継続して使われます。
屋外放飼場は中央で仕切ることが出来、2マスあるのですが、どちらも使えるように開放されていました。上から吊るされている消防ホースに、一部染色されたものがあり、雰囲気が変わってます。
こんな雪景色の中にいるオランウータンの姿を見るのは、とても珍しいです。
新館の屋内放飼場でも、同じ色に染められたロープやホースが使われているようです。
レンボー(写真)もレイトも、雪を手にとっては口に含みます。これはチンパンジーたちもよくしています。
久しぶりに会うレイト。2020年2月3日が誕生日なので、つい先日4歳になったばかりです。
大きくなりました。
見違えるほど、毛が伸びていました。
吊るされた大きな輪に入る姿を、初めて見ることが出来ました。ちゃんと片足はロープを掴んでいます。
レンボーの夫、レイトの父、弟路郎(ていじろう)は現在、生まれ故郷の釧路市動物園に里帰りしています。写真は2023年12月11日に訪問した時の26歳の弟路郎。今は1月26日の誕生日で27歳になったところです。
弟路郎は、新館「オランウータンとボルネオの森」のオープン後に帰ってくる予定ということですが、陸路を安全に移動させるため、5月下旬から6月頃を予定しているということです。オープンから移動まで、順調に進むといいですね。
2024年2月19日(月)の様子です。
これから暖かい日の日中は、レンボー&レイトに会えるかもしれません。
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